ANYCUBIC Chironのフレーム調整
ANYCUBIC Chironの組み立て後にメニュー画面からXYZ軸が正常に動くかを確認した所、XY軸の動きは問題なかったのですがZ軸で下記2点が気になったのでZ軸のフレームの歪みを修正しました。
・Z軸の高さが約43cmまでしか上昇しない。(仕様では45cm)
・Z軸の移動をする時の音が大きい気がする。
この記事ではフレームを調整するために必要なプラスチックカバーの取り外し方法を説明しています。
取り外し方
マニュアルに特に記載がない角を固定しているプラスチックの取り外し方を説明していきます。
(Z軸上部は撮影し難いので説明には本体手前部分にあるY軸を固定している部分の写真を使っていきます。)
ゴム製の分解防止カバーで蓋がされているので、細いマイナスドライバー等を隙間に差し込みます。
てこの原理で分解防止カバーを持ち上げると簡単に外れます。
(接着剤は使われていません)
上部のフレームを固定してあるのは分解防止カバーがされている部分にあるネジ2つです。
(矢印で示した部分)
角の剛性を補強するためのプラスチックカバーを固定しているのは矢印で示した1か所になります。
こちらは蓋がされていません。
説明しているZ軸以外の部分も共通で分解防止カバーがついてる部分=フレームを固定しているネジの場所
ネジがむき出しの部分=プラスチックカバーを固定しているネジの場所
となっております。
固定しているネジを全て外したらフレームの位置を微調整してネジを締めなおせばフレームの調整は終わりです。
まとめ
説明した通り、ANYCUBIC Chironの角にあるプラスチックカバーは簡単に取り外す事が出来ます。
上記手順でフレームの位置を微調整してネジを締めなおした結果。
Z軸の音が最初の時より小さくなり、仕様通り45cmまで上昇するようになりました。
写真のようにプラスチックカバー部分は無くても組み立てる事が出来るので、金属で補強したい等のアップグレードは自由に行う事が出来ます。