月草
家庭用FDM式3Dプリンターに取り付けるペレットエクストルーダー関係の記事をまとめています。Articles on pellet extruders for home use FDM 3D printer in Japanese.
実際に使っている(使った事がある)3Dプリンター関係の製品についてレビューをしたり簡単な説明をしたりしています。
3Dプリンターを使いこなす為に、スライサーソフトの1つであるideaMakerの使い方や各種設定について日本語で解説していきます。
自宅で金属加工が出来る設備が無いので、ペレットエクストルーダーを取り付けるための金属プレートを発注しました。 「個人からの注文」や「1個からの注文」を受け付けています!と各社のHPには記載されていますが、実際に発注したぞ~というレビューやブログが見当たらなかったので興味がある人の参考になればと思い記事にしています。 取り付けるものはこちらのThe LILY Kitになります。 発注前にした事 見切り発車で依頼するのは失敗した時のダメージが大きいので、まず最初にPLAフィラ
X-Plusのビルドプレートが破損したのでビルドプレートの発注及び交換を行いました。 この記事ではビルドプレートに関する事や発注の流れで思った事をまとめています。 QIDIのビルドプレート QIDI製品でアピールポイントの一つとして説明されているビルドプレートは、金属製の板に凸凹したシートが貼り付けてあるものになります。 (公式の商品説明ではプラットフォームプレート表記、公式とのやり取りでは対応する人によってビルドプレート・ベッドステッカーと呼び方に違いがありました。)
家庭用3Dプリンターに取り付けられるペレットエクストルーダーの比較記事になります。 現時点では選択肢が殆ど無いですがペレットエクストルーダーを使ってみたいと考えている人の参考になれば幸いです。 随時修正予定。 (為替レートは1ドル=107.7円、1ユーロ=121.0 円で計算) V4 PELLET EXTRUDERのスペック mahor.xyz社が販売するペレットエクストルーダー。 公式サイトにWikiがあり現時点では一番情報が充実しています。(スペイン語) ペレットエ
FDM式3Dプリンターでペレットを材料にして出力出来るようにするキット、The LILY Kit (Pellet Extruder + Auto Pellet Dispenser)の紹介&開封記事になります。最終更新:2020年7月2日 筆者が購入したThe LILY Kitはβ版第1ロット(色が黒とオレンジ)なので、製品版では仕様が変わる可能性があります。 note更新後に公式から反応がありました。 製品版では更なる改善が行われるようです。 ペレットエクストルーダーに関
3Dプリンターのスライサー ideaMakerを使いこなす為に必要な詳細設定の解説(その他編)になります。 その他の項目ではモデルの修正や他の項目と関連する内容について設定する事になります。 導入方法や他の項目についても説明していますので、他の項目について知りたい方はマニュアルをご参照ください。 修復モデルの壊れた構造を修正する:モデルデータのエラーを修正するかどうかの設定。 ONにする事で不都合が発生する事は滅多にない。 スライスに掛かる時間が増えるので、異常のないモデ
3Dプリンターのスライサー ideaMakerを使いこなす為に必要な詳細設定の解説(漏出編)になります。 漏出の項目ではリトラクトの細かい設定やワイプに関係する内容について設定する事になります。 導入方法や他の項目についても説明していますので、他の項目について知りたい方はマニュアルをご参照ください。 リトラクト関係(画面上ではその他表記)レイヤー変更時に強制的にリトラクトする:レイヤー変更時にリトラクトを行うかどうかの設定。 レイヤー変更後すぐに移動を開始するような場合は
3Dプリンターのスライサー ideaMakerを使いこなす為に必要な詳細設定の解説(高度な設定編)になります。 高度な設定の項目では加速度とジャーク、オーバーライドについて設定する事になります。 導入方法や他の項目についても説明していますので、他の項目について知りたい方はマニュアルをご参照ください。 加速度造形中のエクストルーダー移動時にどれぐらいの速度で加速していくかを設定する項目。 この項目をOFFにしている場合は3Dプリンター本体の設定が反映される。 造形の加速:
3Dプリンターのスライサー ideaMakerを使いこなす為に必要な詳細設定の解説(速度編)になります。 速度の項目では造形品質と出力時間を左右する速度について設定する事になります。 導入方法や他の項目についても説明していますので、他の項目について知りたい方はマニュアルをご参照ください。 速度造形速度:造形時の基本速度設定。 詳細な速度設定を行わない部分はこの速度で造形が行われる。 3Dプリンターの機種にもよるが30~60mm/sぐらいにする場合が多い。 内壁の造形速度
3Dプリンターのスライサー ideaMakerを使いこなす為に必要な詳細設定の解説(温度編)になります。 温度の項目ではノズルとプラットフォームの温度について設定する事になります。 導入方法や他の項目についても説明していますので、他の項目について知りたい方はマニュアルをご参照ください。 温度プラットフォームの温度:造形開始時のプラットフォームの温度設定 使用するフィラメントによって温度を変更する。 (温度制御リストを使用する場合、1レイヤー目の温度にしておく。) 主エク
3Dプリンターのスライサー ideaMakerを使いこなす為に必要な詳細設定の解説(冷却編)になります。 冷却の項目では造形物の形状を安定させる為の冷却関係について設定する事になります。 導入方法や他の項目についても説明していますので、他の項目について知りたい方はマニュアルをご参照ください。 冷却ファンを使用します冷却ファンを使用するかどうかの設定。 フィラメントの種類に限らずONにする事が多い。 (ABSであっても多少冷却した方が造形が綺麗になる事が多い) 冷却最小レ
3Dプリンターのスライサー ideaMakerを使いこなす為に必要な詳細設定の解説(プラットフォームの追加編)になります。 プラットフォームの追加の項目ではスカート・ブリム・ラフトもしくはその組み合わせを設定する事になります。 導入方法や他の項目についても説明していますので、他の項目について知りたい方はマニュアルをご参照ください。 プラットフォームの追加スカート・ブリム・ラフトもしくはその組み合わせを選択する。 スカートは造形物に触れないように周辺にフィラメントを出力して
3Dプリンターのスライサー ideaMakerを使いこなす為に必要な詳細設定の解説(レイヤー編)になります。 サポートの項目では造形物を支えるのに必要なサポートに関する設定を行う事になります。 この記事では各項目の説明をしています、剥がしやすいサポートや造形物を支えやすいサポートの説明は別記事で作成予定です。 導入方法や他の項目についても説明していますので、他の項目について知りたい方はマニュアルをご参照ください。 サポートを生成する サポートを生成するかどうかの設定。 な
3Dプリンターのスライサー ideaMakerを使いこなす為に必要な詳細設定の解説(ソリッドフィル編)になります。 ソリッドフィルとは矢印で示している箇所のように塗り潰しが行われる部分の事になります。 導入方法や他の項目についても説明していますので、他の項目について知りたい方はマニュアルをご参照ください。 上下のソリッドパーツ底面のソリッドレイヤー数:底面のソリッドフィルを何レイヤー繰り返すかの設定。 ここで設定した回数分のソリッドフィルが作成される。 小さい値を設定す
3Dプリンターのスライサー ideaMakerを使いこなす為に必要な詳細設定の解説(充填編)になります。 他のスライサーではインフィルと表記されている事が多い部分の設定になります。 導入方法や他の項目についても説明していますので、他の項目について知りたい方はマニュアルをご参照ください。 充填充填用エクストルーダー:充填部分で利用するエクストルーダーの設定。 デュアルエクストルーダー機種の場合、充填部分をどちらのフィラメントで埋めるかを指定する。 シングルエクストルーダーの
3Dプリンターのスライサー ideaMakerを使いこなす為に必要な詳細設定の解説(エクストルーダー編)になります。 エクストルーダーの項目で設定する内容はほぼリトラクト(引き戻し)に関わる部分になります。 導入方法や他の項目についても説明していますので、他の項目について知りたい方はマニュアルをご参照ください。 基本設定 押出幅:ノズルから押し出されたラインの幅。 ノズル径と同じ値が基本。 詳細設定の他のタブにある押出幅率はここの数値を基準にしている。 全てのライン幅を一
ANYCUBIC Chironの組み立て後にメニュー画面からXYZ軸が正常に動くかを確認した所、XY軸の動きは問題なかったのですがZ軸で下記2点が気になったのでZ軸のフレームの歪みを修正しました。 ・Z軸の高さが約43cmまでしか上昇しない。(仕様では45cm) ・Z軸の移動をする時の音が大きい気がする。 この記事ではフレームを調整するために必要なプラスチックカバーの取り外し方法を説明しています。 取り外し方 マニュアルに特に記載がない角を固定しているプラスチックの取り