10月7日追記 全固体電池、固体電解質電池の特許出願動向 #電気自動車 #EV
割引あり
技術範囲を絞った詳細分析の結果を追記しました(10/7)。
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前回はリチウムイオン電池(非水電解質二次電池)の市場調査と出願動向をまとめました。そして今回は、非水電解質二次電池のなかでも電解質に固体を使用するものに限定してまとめました。前回までは登場しなかった注目出願人が今回新たに出現するという結果になっています。
近年注目を集めている全固体電池は、電解液を使用せず、固体の電解質のみを使用するというものです。従来の二次電池に使用される電解液には有機溶媒が使用されており、発火の危険性があります。しかし、全固体電池は有機溶媒を使用しないため、高温環境でも動作し、発火の危険性が少なく安全性が高いです。現在はまだ量産段階にはありませんが、出願動向を探っていると全固体電池が主流になることはほぼ確実といっていいのではないでしょうか。
全固体電池というトピックについても注目度が年々高まっています。
日本国内、日本国向けの特許出願件数の推移です。急激に出願が増えていることが分かります。
特許出願は、出願公開制度の関係で、出願が公開されるのは原則出願から一年半です。そのため、全数公開されているのは2022年までで、2023年と2024年は一部のみしか公開されていないため見かけ上減っています。
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