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CCS、二酸化炭素の回収・貯留技術に関する特許調査

割引あり

今回は、CCSに関する特許出願を調査し、主要プレイヤーの特定と大まかな技術分布の把握を目的とします。また、特許文献を個別に読み込んだ分析はしていません。検索式は有料部分で公開します。本記事で得られた情報を利用した行為によって生じた損失について一切責任を負いません。

CCS:Carbon dioxide Capture and Storageとは、名前の通り、排出された二酸化炭素を他の気体から分離し、地中に注入し貯留する技術のこと。2050年のカーボンニュートラルの目標達成には必須の技術だが、実証実験段階で実用化には至っていない。また、CCSに関連する技術としてCCUSがある。CCUSとはCarbon dioxide Capture, Utilization and Storageの略で、回収した二酸化炭素を利用することも目的としている。利用方法としては、古い油田に圧入し、残った原油を押し出しつつ油田内に二酸化炭素を封入するというものや、CO2と水素からメタンを生成するメタネーションへの利用などが検討されている。
日本では官民連携して研究開発がすすめられると同時に、令和6年5月24日に「二酸化炭素の貯留事業に関する法律」が施行されるなど法整備も進められている。

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