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オリンピック開会式の長嶋さんを見て
先週金曜日の開会式まで、まったく期待感もなく、この時期にマジにやるのか・・・?なんて思っていたくらい。
コロナの政府の姿勢も腹立つことばかりで、オリンピックについても、世界に対しても日本の政府の恥ずかしい姿を露見してしまったようで・・・これからの日本はいったいどうなるのだ!って一人憤りやら、不安やらを抱えていた。
開会式に映る長嶋さんを見るまでは
長嶋さんを支える松井選手、振り返りながら長嶋さんを気遣う王さんの姿。
昭和のスターが今ここに、生きてる!
日本人全員が「巨人・大鵬・卵焼き」とフィーバーした昭和の時代のスーパースターだ。
すでに右半身麻痺の長嶋さんの生きる執念と、かっての国民的スターの自分が担う責務を全うしようとする姿に、理屈抜きでハッとし、感動した。
オリンピックもしないという選択もあったと思う。でもこうしてやることになって、できない条件が膨れ上がっていく中で、どうしたらできるのかと手探りしながら開会式までこぎつけた事。やらなかったとしても非難ごうごうなわけで。
絶対的なリーダー不在の日本にしては、よくやったと思わない?それってまだ日本はすてたものじゃないってことなのだ。リーダーはいなくとも、それに代わるバランス感覚のある有能な人材が政府の内外にはまだ多数存在しているってことなのかもしれない。
聖火を繋ぐランナーは、かっこいい人たちの象徴というより、みんなで支えあうことがこれからの時代なんだとメッセージしてるようにみえた。
あくまでも私の主観ですけどね。そして試合が始まってきたら、日本人選手が活躍してくれているじゃない。スケボーという新たな世界に希望をもたらしてくれたり。
苦しい時代だけれど、着実に世界は変わりつつあるのだ。コロナをどう乗り切るのか?もう本当に国には頼れないってことなのか?
日本の今と行方を一人ひとりが考えねばならない時代であるってことは確かなことだな。