電気ケトル、逝く。(そしてCOSORIへ…)
さーて今日もドリップコーヒーで1日を始めよ……
(ツルッ)
ドグシャア!!!(ケトル落下音)
あーあ。
もう今日は寝て過ごすわ………
寝てる場合ではない。
電気ケトルは自分の生活にとってめちゃくちゃ重要なアイテムだ。
もはや家にこもってPCを使う日においては、スマホよりも使用頻度が高い。
そんな生活必需品が今失われたのだ。
さっさとどうにかしなければ。
でも物が壊れると、中身を見る良い機会になってちょっと面白い。
へぇ、中はこんな感じだったのか……
(丸洗いしてたけど絶対アウトだったなこれ)
もう5年以上活躍してくれた「わくわくケトル」1200円。
値段からは考えられないほど活躍してくれた。
正直まだ使えそうな気もするが、これは電気ケトルを買い替える良い機会だろう。
感謝はすれど、このケトルに一切不満がなかったというわけではない。
この商品には、温度調節機能や保温機能がついていないのだ。(1200円だし仕方ないけど)
お茶を飲むにもお湯の温度は大事だったりするが、このケトルではいつも全力で100℃である。
「白湯を飲もうかな…」なんて思っても、激アツのお湯しか出来ない。
水で薄めればいいだろって?
こちとら炊飯器を洗うのが面倒だからパックご飯を使う人間ですよ?
そんなわけで、無駄な電気代を使わないためにも温度調節機能の付いたケトルが欲しい。
さっそくAmazonへ向かう。
そして届いた。
次の日にはもう届くんだからAmazon利用をやめられる気がしない。
買ったのはCOSORIの電気ケトル。
アメリカのメーカーらしいが、機能いっぱいでしかも値段も安めだったので買ってみた。
いや安めといっても前のケトルの5倍以上なわけだが、なんだかこの界隈は平気で1万2万を越えてくる世界らしいので、機能付きならこれでも安い方なのだ。
では早速開けていこう。
「何度でも注げます」
一気に謎の中華製品な雰囲気が出てきたが大丈夫か?
何度も注げないケトルってなんだよ…と思いつつ、中身を出す。
おお!!
前のケトルは白だったけど、黒もシックでなかなか良い感じ!
そして大事なのはこの温度調節部分である。
まず電源ボタンをタッチして、希望の温度を追加でタッチするだけでOK。
自分は白湯の60℃、緑茶の70℃、コーヒーの90℃、カップ麺の100℃をそれぞれ使うので、これは凄く良い仕様だ。
プラスマイナスのボタンで毎回温度を指定する方式なんて選んだら、面倒すぎて発狂していたことだろう。
さて、2回ほど満杯で沸騰させて中を綺麗にしたところで、さっそくドリップコーヒーを入れよう。
実はこういう細い口のケトルに憧れていたのだ。
今までは盛大にお湯をドバドバかけてドリップコーヒーを作っていた。
ではでは……
・・・
慣れてないから初回は机にお湯を少しこぼしたが、これは確かに良さそうだ。
なんだかプロ感が出る気がする。
コーヒーの味の違いは一切わからないが、まあそれは追々……。
白湯の60℃も試してみた。
……うん、良い感じに飲める温度だ。
石田三成が秀吉に出した最初のお茶はこんな感じだったのかもしれない。
湧いたことを知らせるアラーム音も、控えめで清楚な感じで素晴らしい。
これは良いぞ……!
わくわくケトルを失ってしまったのは残念だが、新しい電気ケトルによってさらに便利な生活になった。
これがスクラップアンドビルドってやつなのかな……
なんか適当な事を言いつつ、今日も芋ういろとコーヒーを楽しむ。
体重は、落ちない―――