【歯科】歯医者で泣いちゃう大人がここにいます【涙腺崩壊】
骨折で入院中なのに歯茎の凄まじい腫れという厄介な問題が発生した自分だが、やっと解決した感が出てきたので経過報告をしようと思う。
しかしコロナといい隣人トラブルといい、本当にトラブルには事欠かない入院生活である。
では語っていこう、男泣きの記録を……!
【発症初日】
朝起きると、なんだかあからさまに歯茎が腫れていた。
この現象のヤバさはよくわかっている。
なぜなら同じ場所が過去に腫れており、手術もしたからだ。
問題なのは、過去の経験と比較しても明らかに酷い腫れということ。
とはいえ口の中に常に違和感がある状態ではあるが、痛みはないので別に耐えられなくはない。
しかし今日は土曜日なので、病院内の歯科は受診できないのだ。
耐えよう。
【発症2日目】
……いや、明らかに昨日より腫れている。
というかなんかもう普通にちょっと痛くなってきた。
しかしこんな状態だが、日曜なのでなんの対応もできないのだ。
普段骨折治療で痛み止めは飲んでいるのだが、それもあまり効いている気配がない。
どうにか明日は歯科で対応してくれる運びにはなったが、どう考えても次の日は更に悪化していることが確定のこの状況。
果たしてどうなる……!?
【発症3日目】
うーむ……更に悪化している。
腫れは酷いし痛みも増してしまった。
どう考えてもこんな状態でリハビリ病院に転院なんて不可能そうだ。
さすがにこの状態では、この病院の入院期間が伸びようが治療を優先することを決める。
そして今日は待ちに待った月曜なので歯科が開いているのだ。
こんなに月曜が来ることに感謝したのは、人生で始めてである。
そんなこんなで、軽い診察の後、レントゲン撮影の後にCTまで撮ることになった。(めっちゃでかい機械に寝るやつ)
なおCTを撮るにあたり、造影剤を点滴で入れる必要があるとのことで、また腕に点滴のルートを取り直すことに。(造影剤のときに使用するルートは普通のやつより太い)
まさか卒業したと思っていた点滴とまた再会することになるとは。
そしてCTを受ける前に説明があったのだが、
造影剤の使用で20万人に1人くらいは死んでいるらしい。
(いや怖すぎるだろ…😇)
そんなこんなで全ての調査を終え、なんと歯茎に膿が溜まっていることがわかった。
「いやまあそうでしょうね…」という話なわけだが、しかし考えてみれば過去に経験のない腫れ方をしているのだから、しっかり検査してもらえて良かったと思おう。
なお注目の本日の対処はというと、抗生剤を点滴して終わりとのこと。
いや嘘でしょ!?
なんかこう、なんかないの!?
だがそんなものは無い。
自分は腫れと痛みにベッドで悶えることになるのだった……。
【発症4日目】
目覚めると超絶痛い。
痛みであまりにも自分の目が死んでいるせいか、看護師さんにも心配されたくらいだ。
そんな死んだ目で歯科に行くと、速攻で「切りましょう」という展開になった。(昨日は「明日も抗生剤で~」とか言ってた気がするのだが)
こりゃ相当やばいのか?と思いつつ、車椅子から歯科の椅子へと移り、処置が開始される。
ちなみにこの処置がどんなものかというと、『腫れた歯茎を切開して膿を出し、歯茎にチューブを埋め込んで歯茎の中に膿が溜まらない状態にする』というものだ。
チューブを歯茎に埋め込むというのはなかなか衝撃的だが、これと抗生剤の投与を並行して行うことで、たぶん良くなるらしい。
だが正直なところ、これは完治させるための治療ではないので、今後歯科に行ってしっかり治す必要があるとのこと。
あくまでもリハビリ病院への転院に間に合わせるための応急処置らしい。
うーむ……まあ仕方ないか。
そんなわけで切開のための麻酔が始まるのだが、もうすっごい痛い。
しかも麻酔は8本くらい打たれるので、気づけば泣いている自分が居た。
局部麻酔で背骨の間に麻酔を打たれたときも耐えた自分だが、なんかもう今回は涙が溢れて仕方がないのだ……!
なんだろう……単純にめちゃくちゃ痛いのはあるが、
「目に近い部分の痛みだと涙が出やすい」とかがあるのだろうか?
あるいは老化で涙腺が弱くなったか?
確かに直近で言えばダンダダンのアクロバティックさらさら回は5回見て5回泣いたけども……。
そんなこんなでいい大人が盛大に涙を流して、処置は完了した。
歯科医曰く、歯茎の膿はこれでかなり排除できたらしい。
やっと腫れと痛みから開放されるかも……!?
そんな希望を抱いて次の予定に入っていたリハビリをこなしていたところ、途中でさっきまでの麻酔が切れたらしく、凄まじい激痛が襲いかかってきた。
いやいやいやいや痛すぎるんですけど!!!
リハビリはもちろん中断。
その後ベッドに戻った自分は冷却用のアイスノンを看護師に持ってきてもらい、それを顔に当てる形でベッドに倒れ込んで静止した。
そして凄まじい歯茎からの痛みのせいか、酷い頭痛まで起き始める。
なんかもう正直なところ、最近罹った新型コロナよりキツい。
(まあコロナはワクチンやら治療薬などのおかげかイージーモードだったのもあるが…)
どうやらこの入院生活で一番痛かったのは、『術後の歯茎の痛み』というまさかの大番狂わせとなったようだ。
もう鎮痛剤とアイスノンの開発者には足を向けて寝られない。
本当に辛かったよ……。
【現在】
そんなわけで、地獄を乗り越えて現在はわりと良くなりました。
まあ実を言うと今朝行った『歯茎の洗浄』でも余裕で泣いたので、
多分明日も泣きます。
どうやらもう自分は涙腺を止める能力を失ったようだ。
これからは諦めて、しっかり涙を流していこうと思う。
辛いことがあったらどんどん泣こう。
そしてストレスホルモンのコルチゾールを排出するのだ。
(エシディシは大事なことを教えてくれていたんだね……)
なお、今後は抗生剤をしばらく投与したら、歯茎のチューブを抜いて治療は終わりらしい。
そうしたら、待ちに待ったリハビリ病院への転院となる。
……思い起こせば、本当に濃い毎日を提供してくれる病院だった。
だがこの1ヶ月半を暇な入院生活だと思ったことが一切無いとか一体どういうことなんだろうとは思う。(入院中は基本暇だと思ってたのだが…?)
さすがにもうこの病院では追加イベントが起こらないことを願っているが、そんなことを言ってると普通にまだなにか起きそうだ。
警戒しながら残りの日々を過ごすとしよう。
そして心配してくださった方々、本当にありがとうございました。
私はどうにか元気です。
皆さんも本当に歯は大切に。
お子さんが居る方は、「歯は大切なんだよ」と、幼い頃からしっかり教えてあげて下さいね……!