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【邪神】思えば『猿の手』っぽいような…?

新型コロナ発症2日目

熱は薬のおかげで定期的に下げられているのだが、いよいよ咳が出始めた

その咳によって喉が痛めつけられるせいか、夕方には唾液を飲み込むとそこそこ痛くなってきており、明日にはコロナ体験談でよく聞く「唾液を飲むのも不可能な痛み」になってしまう可能性が出てきた。

今日の夕御飯が、まともに食べられる最後の食事なのかもだ。

うーむ、やはりこんなもの絶対感染しちゃだめだな……


さて話は変わるが、『猿の手』という1900年頃のホラー小説を知っているだろうか?

『猿の手』がどんな話かを簡単に紹介すると……

ある老夫婦の家庭に訪れた男が、「願いを3つ叶える」という猿の手を老夫婦に譲る。

老夫婦は息子の「願いはローン完済に使おうよ!」というアイデアを採用し、猿の手に「200ポンド欲しいんじゃ!」と願う。

翌日、息子の勤める工場から、息子が機械に巻き込まれて死んだことを知らされる。

そして息子の死に対して支払われた弔慰金の額は、
200ポンド』だったのでした……

猿の手

とまあこんな感じの、願いは叶うが凄まじい代償を払わされる系の話である。(実際はこのあと色々あるけど)

薄々思っていたが、これって今の自分にめちゃくちゃ当てはまっている気がするのだ。


自分は現在骨折により入院しているのだが、その事故は邪神の存在を感じてしまうほどに、あらゆるものを奪っていったとんでもないものだった。

……しかし今思うと、当時の自分は願っていた事があるのだ。

・全然note書く時間もないし、仕事変えようかなあ……
・長期休み欲しいなあ……

願い

この願いを邪神は見事に叶えた。

骨折による入院」という形で。


これによって自分は見事に「失職」し、「長期休み」を手に入れた。(そして最近は毎日noteが書けている)

願いを叶える代わりに、「膝の後遺症の可能性」や「外に出られない」などの大量の代償を支払って……。



そしてつい最近、まさかの院内感染で新型コロナウイルスに罹患した。

だがこれもある意味、願いを叶えているのだ。

上の記事にて、自分は大部屋の病室での暮らしが記事にするほどキツいことを吐露している。

そして個室のリハビリ病院への転院予定もかなり先延ばしになったことで、
あぁ辛いなあ…。個室が良いなあ……」と強く願う自分がいたのである。

そして現在、新型コロナウイルスの陽性が確認された自分は、個室病棟に移動している。(隔離)


またしても願いは叶えられたのだ。

新型コロナウイルスの感染」という形で。


もちろん代償として「健康な体」や「後遺症リスク」などを支払っているのは言うまでもない。



怖い。(´;ω;`)


えっ、自分ってもう何かを願うことすら駄目な感じですか……?


こりゃ引き寄せの法則の信者だったら発狂していたかもしれない。

いや、ある意味で『凄まじくたちが悪い副作用を持った引き寄せの法則』を見事に発揮しているのが今の自分なのか……?

だがなんにせよ願いに対する代償が重すぎる。

この1ヶ月でどれほど人生を狂わせるつもりなのか。


まあ過去にも「仕事キッツ…」と思ったときに、凍った道で滑って手首を折ったりはしたし、こういう状態にある人はなにかトラブルを起こしやすいのはあるかもしれない。

仕事を辞めると決めた人は一気に責任感が消滅するのか、急に寝坊したりし始める例はわりと見てきたし。

(それにしたってコロナの院内感染は完全にとばっちりだと思うが…)


そんなわけで、今後の自分が何を願い、それがどんな大きな代償を伴って叶えられてしまうのかに戦々恐々としている。

願う自由を返してほしいもんである。

でも考えてみれば、こういう話が集まって「人生はプラスマイナスゼロだから」という話が作られているのかもな……。

いやまあ自分の今の状況がプラマイゼロとは全然思えないけども。


今後は大幅にプラスに転じることを願いつつ、最後になるかもしれない夕食を食べるのだった。

みかんが染みるぜ……!

(喉に)


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aosagi
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