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【入院】みんなが使うから色々あるよね…【トイレ】

初めての入院生活からほぼ1ヶ月

皆さんの応援コメントと、病室からnoteにアクセスできる現代技術のおかげで、なんだかんだ良い感じに生活できている。

とはいえ集団生活な上に病人だらけとくれば、問題が起きないわけがない。

美しい部分だけ語ってもどうかと思うので、わりと本気でどうにかしてほしい部分についても語らねばならないだろう。

今回語るのはトイレに関することである。(何度目だよという気がしなくもないが)


もちろん汚い話なので、食事中に読んではならない。

しかし入院生活においてこの話が避けては通れないのもまた事実。

……語っていこう。


【入院におけるトイレ問題】

現在1ヶ月ほど入院しているが、本当にトイレは大変だ。

「看護師さんに頼らないとトイレすらいけないよ~」とかそういう次元の話は今回は置いといて、

単純に汚物に気をつけねばならないという話である。


自分の今いるフロアでは、多目的トイレ2つしかない。

そしてこのフロアは骨折した人が大量にいるわけなので、多くの人が車椅子でのトイレ使用となり、通常のトイレではなく多目的トイレになる。

だが2つでは数が足りないため順番待ちになるのは日常茶飯事だ。

そんな状態なのでひっきりなしに使用者が入れ替わる。

その間に掃除が行われているかといえば、明確にノーである。

そもそも看護師は人手が足りていないのでそんな暇はないし、患者が自分でアルコールペーパーを使って綺麗にするようなんてことはまずないだろう。


そして以前ちょっとだけ語ったが、このフロアは非常に高齢者が多く、一部は認知症を発症している場合もある。

そういう人の中には、弄便(ろうべん)という便を汚物として認識できていない状態になることがあるのだ。

……大体予想がついた人はいると思うが、要するに便の付いた手であちこちを触りまくっているのである。

以前、多目的トイレの手すりは本当にありがたいなあ!」という記事を書いたりしたわけだが、車椅子ユーザーが確実に頼ることになる手すりも見事に汚染されることになる。


自分が初めてその状況に遭遇したときは、一瞬理解が追いつかなかった。

しかし冷静にトイレの状況を見てみると、
便器の蓋には茶色の何かが付いているし、
トイレットペーパーホルダーには茶色の何かが付いているし、
ウォシュレットボタンのところには茶色の何かが付いているし、
左の手すりにはところどころに茶色の何かが付いているし、
右の手すりにはべっとりと茶色の物体が塗りつけられていたのだ。

…………なるほど。

どうにか発狂しそうな自分を押さえつけて、冷静になる。

ありがたいことに便座除菌クリーナーは付いていたので、清掃を開始した。

便座除菌クリーナー

しかしなかなかしつこい汚れだな……

乾燥してカチカチになっているところを見るに、結構時間が経っているのか……?

何人が気づかずに使用してしまったのかを考えると恐ろしい話である


みんなが使うトイレなので、やっぱり色々起きるものですね……。



そんなわけで、自分は定期的に患者清掃人になっているのだった。

まあこういう汚物付着は今までに3例しか見ていないが、
他にもトイレを流してないとか、すさまじい量の陰毛が落ちてるとか、飛び散った尿でビシャビシャとか事件はあれこれ起きている。

入院生活はそういう意味ではやはり大変だなと思う。
潔癖症な人はトイレつきの個室じゃないと無理かもしれない)

しかし掃除する回数を増やそうにも、看護師や掃除人の人手が足りていないのは見ていてわかるので、いかんともしがたい。


……そういえば、自分が古本購入でお世話になりまくりなバリューブックスが運営している積読チャンネルで知った『サッカー・グラニーズ』という本で、認知症予防のためにサッカーをするおばあちゃんたちが紹介されていた。

その地域のおばあちゃんたちはサッカーをして健康な体を維持するという。

これには切実な理由があり、認知症動けない病気になると、魔女扱いされて生きたまま焼かれるという風習が未だに残っているから、必死に健康を維持しなければならないんだとか。

これは「未だに魔女を信じている未開人」というよりは、そういう状態になった高齢者にコストをかけられる余裕がない地域だからこそ残っている文化にも思える。


飢饉に悩まされていたかつての日本においても、魔女扱いして焼くとまではいかなくとも、姨捨山の昔話のように高齢者を山に捨てるという事例は実際にあったんじゃないだろうか。

非常に過酷だった東北の地では、デンデラ野の話がかなりのリアリティをもって伝えられている。↓


今後高齢者が増加し、それを支える若い世代が確実に足りなくなるのがわかっている日本。

果たして真っ当に介護が成り立つのはいつまでなのだろうか……?

・・・

いやなんでトイレの話からこんな深刻な話になっとんねんという感じになってきたのでこの辺で終わりにしよう。


まああれだ、早くお世話ロボットが完成してほしいよね!!

そうすればバーガーキングのセットを毎日病室に差し入れしてくれたりなんかしてさ……!(匂いが最高に迷惑か)

まあバーガーキングはともかく、ロボットがいれば放置されている賃貸の留守番なんかもお願いできるのだから、本当に早いところ実現してほしいものだ。(空き巣に入られてたら泣く)


AI技術の発達により、ロボットの会話や音声には解決が見えた気もする。

明るく楽しい未来を信じて生きていこう……!


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