【つながる旅行記#202】目指せ!佐田岬の先端!!【行かない】
前回はとべ動物園で動物に癒やされた。
そして今、自分は愛媛県の八幡浜にいる。
久々の休日。
一体何をしようか……。
そんなときに、ふとマップを見ていて思いついたのが、佐田岬(さだみさき)へのサイクリングである。
※(鹿児島の佐多岬(さたみさき)と間違えがちだぞ!)
だが見てもらえれば分かる通り、佐田岬先端までは片道53kmのサイクリングになるので、どう考えたって今日中に行くのは厳しい。
なにせこの道のりは平坦ではなく、山道なのだ。
なので今回はあくまでも下見みたいな感じで行こうと思う。
20kmくらい行けたらいいかな……?
そして八幡浜港にほど近い「八幡浜みなっと」にはレンタサイクルもある。
これを借りていこう。
値段表を見ると、明らかに佐田岬への往復100kmを想定した、3泊4日コースなんてものもある。
レンタサイクルは長くても1日で返却というのが普通だが、ここは一味違うようだ。
そんなわけでクロスバイクを借りた。
山道も快適に行けることを期待したい。
フジグランで食料と水分を買い込んで、出発!!
八幡浜港を対岸から望む。
なんだか大きな建物を作って……
いや、解体している……?
いやはや、こんな風に海沿いをサイクリングするのも良いものだ。
そして右側には八幡浜を象徴するみかんの段々畑。
実はこのみかん、明治27年(1894年)に福岡からもってきたらしい。
それまでは半農半漁の貧しい地域だったのだが、徐々にみかん農家が増えていき、今では日の丸みかんとして全国に知られるほどになったのだ。
(太陽と石垣と海からの3つの光で美味しくなるとかなんとか)
トンネルを抜けて保内町へ入る。
ここには和菓子のあわしま堂の工場があるのだ。ちょっと寄っていく。
直販所で甘味を補充。
こういうことをするので運動しても体重が減らないのだ。
赤レンガ倉庫を発見。
ちょっとだけ函館を思い出しつつ、近くの案内板を見る。
この橋に関する説明のようだ。
説明によると、この橋は戦争での鉄の供出でコンクリートになったらしい。
この旅行記でやけに出てくる金属供出だが、まさか橋すら対象になっていたとは。
いや、国民の生活用具すら徴収したのだから、橋も余裕でありえるか……?
さて、大峠トンネルまでやってきた。
いわばここが佐田岬へのスタートラインである。
ここから46kmいけば、佐田岬灯台まで行ける。
もちろんその間、登って降ってを延々と繰り返すことになるわけだ。
・・・
(無理だなこれ……)
どうやら自分はサイクリストとしての力がまだ足りないらしい。
基本的にずっと平坦な宗谷岬の往復60kmはOKだったが、
登って降って車に圧をかけられながらの往復100kmは無理だ。
なにより、現状ワクワクしていないことがそれを証明している。
(あとトンネルに入りたくない)
しかし自転車も1日レンタルしちゃったことだし、流石にどこかに行かなきゃ勿体ないな。
近場でなにかないだろうか……?
すると山の中に『平家谷そうめん流し』を見つけた。
なんだその面白そうな場所は……!!
距離も7kmなので、自転車なら問題ないだろう。
よし、ここに決定!
下見の結果、佐田岬を自転車で走破するのは遠い未来になりそうだが、おかげで別のおもしろスポットを発見できた。
目指すは『平家谷そうめん流し』!
なお現在は2月だ!!
そんなこんなで次回へ続く!