100ワニを見て『生きる』を思い出す
アマプラに来てますよ!!
あの『100ワニ』が!!!
ツイッターで話題沸騰!そしてまさかの映画化!!
もちろん自分はスルーしていたわけだが、アマプラに来たなら見なければ。
いざ、視聴開始!!
・・・
なるほど。
字幕がついてたのは素晴らしい!!
……さて、まあ100ワニは置いといて、こういう命を扱った映画は世の中にいっぱいあるものだ。
やはり死は手っ取り早く感動を生む。
だからなんかこう……よく使われがちなテーマではあると思う。
だがそんな人の死を扱った作品で素晴らしいものがあったのを思い出した。
『生きる』である。
『生きる』は1956年の黒澤明による映画。
当時、「やっぱ昔の名作映画は見ないとな!」というよくわからない状態になっていた自分が、図書館でVHSか何かを借りて見たのだ。
とりあえず黒澤明の映画を見とけばいいだろうという安直さで、まず『七人の侍』を見て、その次に見た作品が『生きる』だったと思う。
昔の作品なので声がボソボソで何言ってるか全然わからんわけだが、字幕がついていたのでどうにか理解できたのを覚えている。
視聴後はもう……感動だった。
凄まじい名作だ。
生きるとは何か、教えてもらった気がする。
自分も日々を本気で生きよう。
人のためになることをしよう。
……強く、そう思った。
(その後ちょっと働いてニートになるわけだが)
まあそんな台無しすぎる自分のエピソードはともかくとして、100ワニをきっかけに良いもん思い出させて貰ったなあというお話。
あれからかなり年月が経ったが、今Youtubeでゴンドラの唄を聴くと、何だかこみ上げてくるものがある。
なんだか昔見た時とは歌詞から湧き起こる感情がまるで違うな……。
自分は果たして今を全力で生きているだろうか?
先延ばし先延ばしで、やりたいこともせずに、なんとなく人生を浪費していないだろうか?
熱き血潮、冷えまくってないか?
おいおい……
こんな記事にするつもりじゃなかったのにさ……。
そして完全に偶然なのだが、
まさかの来月末に『生きる』のロンドンバージョンが放映されるらしい。
しかも関わっているのはカズオ・イシグロである。
自分は作品を読んだことがないが、たしかめちゃくちゃ凄い人だ。
なんだか運命的なものを感じる。
これはもう、観ろってことなのだろうか?
でも1900円払うなら、ぶっちゃけRRRが気になって……
……あと公開初日から映画サイトで見れる世の中になってほしいなぁ。