【つながる旅行記#165】水木しげる記念館② ~鬼太郎の設定あれこれとジオラマ天国~
では引き続き水木しげる記念館を見ていこう。
自分はゲゲゲの鬼太郎を全部チェックしたことはなく、夏休みにやっていたアニメをテレビで見たくらいの知識しかない。
なのでここの展示は驚きの新事実が色々知れてとても面白い。
鬼太郎の父親の目玉がポロッと落ちて生まれた目玉おやじに関しては、思った以上に設定がモリモリで高性能だった。
そして「背中にひっついて重くなるだけ」というイメージしかなかった子なきじじいに関しては、原子力潜水艦を沈めようとしたことがあるらしい。
自分の中で可愛いイメージのあったぬりかべも、巨大なコテで敵を自分の体に塗り込むとのこと。 (妖怪怖くね?)
そして鬼太郎は色々な特殊能力があるなとは思っていたが、以下の展示を見ると本当に意味不明な事が多く、水木しげる先生の発想力には驚かされる。
館内にはフォトスポットも用意されている。
(ソロの自分には関係ないのだが…)
さて、水木しげるは漫画家以外にも冒険家としての要素を持っている。
世界中の妖怪を探しに、自分の足で世界を巡っていたのだ。
うーむ。凄い行動力だ。見習わなければ。
自分も歳をとっても世界を巡るバイタリティを持ちたいところ。
(未だに海外経験ゼロだけど)
そして水木しげるのお部屋再現コーナーもあった。
これは……良いぞ!!
クリエイターは資料が大事と聞くが、これまた凄まじい量の資料だ。
拡大すると、これが大量のスクラップブックだということがわかる。
やはりレジェンドはもう積み上げた資料の量からして違うんだな……。
まだまだ展示は終わらない。
ここからがまた良い感じなのだ。
水木しげるに妖怪の世界を教えてくれたのんのんばあ。
実は水木しげるが妖怪の絵を描くようになったきっかけも、このおばあさんだったのだ。運命の出会いだ。
ここからはこんな感じで妖怪を実際に再現した展示がある。
素晴らしい……!!
こちらは「白うねり」。
古い雑巾をほったらかしておくと出現する。
すごく臭いらしい。
(……なんでこれをチョイスしたんだろう)
こちらはちょっとかわいい「べとべとさん」。
夜道を歩いていると、後ろから誰かがついてくるような気がするときがあるもの。しかしなんだか怖くて振り向けないときもあるだろう。
そんなときは「べとべとさん、先へおこし」というと、足音がしなくなるという。
そういうことである。
こちらは「見上げ入道」。
夜中に坂を登るときに出くわすと、見上げるほどにでかくなっちゃう妖怪だ。
ジオラマをよく見ると、小さい家がある。
見上げ入道がどれだけデカいのかがわかる良いジオラマ!
やっぱりこういう再現コーナーは楽しい。
作るのは相当大変なんだろうけど。
製作者には感謝しかないな。
先へ進むと、なんか子供が泣きそうな洞窟コーナーもあった。
壁一面に妖怪が居て、暗くなったりする。
コロポックルが怖すぎる。
北海道のフキにこんなものが大量にいたら気絶しそうだ。
というわけで、水木しげる記念館でした。
いやー、きてよかった。
そして水木しげるの漫画をあれこれ読みたくなった。
来たときは見向きもしなかった銅像も、今では価値あるものに変わった。
こういうのが大事なんだろうな。
ふとベンチを見ると、砂かけばばあがいる。
なんだか微動だにしないので、こういう置物なのだろう。
稚内の最北のマクドナルドにあるドナルドベンチみたいな感じだろうか。
そういう趣向もこらしているんだなあ。
朝から活動していてまだ時間もあるので、もう一箇所くらい巡ろう。
この後も境港は色々見せてくれそうだぞ……!!
次回へ続く…!
【おまけ】
展示を見終わったあとの画像↓
朝(開館前)に来たときの画像↓
えっ……?
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