【つながる旅行記#173】日本郵船『氷川丸』に潜入!
前回は自分のあまり関わりのない暴力と犯罪の世界を垣間見た。
あれもまた現実……。
なかなか衝撃的な展示だったが、勉強になったな。
そしてちょっと歩いてたどり着いたここは『日本郵船歴史博物館』。
日本郵船……郵便局関係なのかな?
そんな信じがたい無知ぶりを発揮したところで、早速入っていこう。
見学完了。
2時間半ガッツリ見て、お土産まで買ってしまった。
まさか三菱が関わる凄まじい海運会社だったとは……。
明治初期の日本は、内外の航路を欧米の海運会社に独占され、その支配下に置かれていた。
そんな中、岩崎弥太郎率いる三菱商会は定期船を就航させ、あまりにも強大な欧米海運会社との戦いに突入していく……!!
……そんな感じの三菱と日本郵船の歴史が学べる博物館だった。
撮影は、禁止……!!
※2023年7月現在、休館中。
まあ撮影禁止の博物館や美術館なんてよくあることだ。
美術館なんてほぼ無理である。(のちに状況は変わっていくのだが)
それはそうと、ここに寄ったことで氷川丸という存在を知った。
実はこれ、さっきまでいた横浜港にある。
そして入れる。
これはもう絶対に行っておかねばならないだろう。
さっそく歩き始める。
旅行は脚力勝負なのだ。
自転車の誘惑をふりほどき、歩く。
まあ博物館から1.5kmくらいのものなので問題はない。
おお……! これが氷川丸……!!
ファンネルには日本郵船を象徴する二本の赤いライン。
博物館で情報を得ているので思い入れが違う。
そしておもむろに日本郵船歴史博物館のチケットを取り出す。
なぜかというと……
実はこの半券を見せれば、氷川丸の見学が無料!!
博物館を先にして正解だった。
では、いよいよ氷川丸の中へ……!!
最初に入ったのは一等児童室。
この部屋にはスチュワーデスと呼ばれる子供のお世話係の女性が常駐していおり、託児業務をしてくれたらしい。
大人たちはここに子供を預けて、ゆっくりとディナーを楽しんだわけだ。
船でこういうサービスをするなんて発想が自分にはなかったが、確かに長い航海では必要かもしれないな。(氷川丸はシアトルへ航海していた)
自分の視野の狭さを自覚させられる。
そしてこちらは一等食堂。
これはお金持ちの匂いがするぞ……!
料理までしっかり食品サンプルで再現されている。
良いぞ……!
他にも一等読書室や……
一等社交室なんてものもある。
一等喫煙室では、世界の酒やタバコが揃っており、それらを楽しみつつカードゲームに洒落込んでいたとか……!
いやはや、さすがは一等だ。
どれもこれもがお金持ちな雰囲気。
おや、なんだろうこれは。
NOTICE……?
どうやら船からの連絡の紙らしい。
ダンスパーティ……!!!
わりとゲーム内容が謎……!!
……いや、安心してほしい。
郵船歴史博物館のサイトでこれらのゲームについてのフォローがある。
「豚の目ってなんだ…?」と思ったのでサイトを見てみると……
……なるほど。
まずデッキに豚の絵を描いて、目隠しをした参加者を3回転させたあとに、参加者は周囲の声を頼りに豚の目を描くのだそうだ。
最終的に最も近い位置に目を描いた人の勝ちらしい。(どこ基準かは不明)
スイカ割りと福笑いを合わせたような遊びかな?
なお、『王押し』はサイトにも記載がないので謎である。
更にはネット検索しても謎である。
なんなの……?
まあ謎の項目もあるが、こういった各種レクリエーションで客を楽しませつつ、長い航海を飽きさせないようにしていたということなのだろう。
もしかして、今の豪華客船もこんな感じなんだろうか?
だとしたらなかなか自分のような陰キャにはきつそうだな……。
いや、豪華客船に乗る予定はないけども。
そんなわけで、次回も氷川丸の中を見ていこう。
やはりこういう非日常な空間を見るのは楽しい!
そんな感じで次回へ続く…!