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iPhoneが欲しいと思いつつ、ここだけは本当にどうにかならないのかと思い悩む【シャッター音】
空間ビデオを今のうちに残したい欲求とMacBookとの連携の絡みで、iPhone15 Proを買いたいという気持ちが日に日に増している。
今しか撮れない映像を立体で残しておいて、VisionPro Air(仮)やQuest3で視聴する未来のため、やはり今のうちに動いておくべきではないのか。
まあ買えるほどの余裕ができた頃には9月になって、新製品発表イベントでiPhone16が登場しそうなのはさておき。
しかし、いざ買おうとあれこれ調べているときに思い出したのだ。
”iPhoneはシャッター音が鳴る”ということを。
「いや何を当たり前なことを…」と思った人が大半だろうが、強制的にシャッター音を鳴らす国なんて片手の指で数えられる程度なのだ。(恐らく日本と韓国だけ?)
そして一部のスマートフォンでは、カメラどころかスクリーンショットまで強制的に音を出すので、気軽な情報保存すら周囲への騒音に気を使わなければ行えない状況になっている。
自分はそれが本当に嫌で、シャッター音を無音に設定できるスマホばかりを選んできた。
(一応国内で販売されているスマホでも、シャッター音設定が可能なものは存在する)
フリーテルのスマホ(もうない)とか、
XperiaのSIMフリー版(キャリア版は無理)とか、
GalaxyシリーズのSetEdit(最新機種はNGとの噂)とか……!
いやもちろん「盗撮を防ぐため」というこの自主規制が始まった心意気は素晴らしいものだと思うし、盗撮犯は消滅するべきだとは思う。
だが常識的に考えて、盗撮犯は音がするようなカメラは使わないだろう。
そして現在の無音カメラアプリの使用ユーザーは、盗撮犯より一般人の方が多いのが現実なのではないかと思う。
果たしてこの自主規制は本当に意味があるのか?
やってます感を出してるだけで、根本的解決から逃げているだけでは?
(せめてスマホ盗撮犯がどんなカメラアプリを使用していたかのデータを警察が公開でもしてくれれば、納得もできるのだが…)
最近になって、自分が旅行で行ったときには撮影禁止だった博物館や美術館でも続々と写真撮影がOKになってきている。
しかしそういう美術館に行ってみると、基本的に凄まじいシャッター音で大変なことになっているのが実情だ。
岡本太郎展なんてもう大変な騒ぎだったよ!!(自分も200枚撮ったけど)
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そして今や「シャッター音が鳴らない状態で撮影してください」という謎の注意喚起をする美術館まで出てきている状態で、これは要するに無音カメラアプリをインストールすることを推奨しているようなものだ。
しかしそれだって当たり前にできる人ばかりではない。
うちの母だって「アプリストアって何? 怖い!」なのだから。
(勝手に変なもの入れるよりいいけど)
なんにせよ、こんな日本の自主規制にAppleが染まっているのが残念でならない。
なんでこんなところで変に従順なのやら……。
(Type-C対応にはめちゃくちゃ抵抗したのに)
だが一応、無音カメラアプリ以外の対策方法もある。
それは海外のiPhoneを買うというものだ。(韓国は除く)
海外のiPhoneにはシャッター音の自主規制など存在しないため、普通にシャッター音はオフにできる。
よく言われる技適問題やバンド問題なんかも一応あるにはあるが、基本的に問題はない。(問題あるけど問題ない)
一番ネックなのは、円安の状況下ゆえの価格差だろうか。
自分の買おうとしているiPhone15Pro(256GB)の価格を見てみよう。
【iPhone15Pro(256GB)】
日本円:17万4800円
米ドル:1099ドル(約16万5000円)※1ドル150円換算
見ればわかるが海外製品は円安で非常に高く……なってないな!?
なんか普通にアメリカで買ったほうが安いぞ!?
(おかしいな……予定と違う……)
ま、まあ日本で手に入れるときは輸入のあれこれとかで追加で料金がかかるとかだよ!!
(実際輸入すると19万円くらいになるとかなんとか)
……そう、実はiPhoneは円安の今ですらアメリカで買う分には相当安いのだ。
またアメリカでは州ごとに消費税が変わるため、オレゴン州のポートランドへ行って商品を購入すればもう最高である。
なぜならポートランドは消費税が0%だからだ。
ア、アメリカンドリーム……!!(違う)
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そしてもう一つの対応策が、海外移住である。
実は「日本で買ったiPhone」だろうと、海外のモバイル回線やGPSを掴んだ時点で、iPhoneがシャッター音を無効化できるようになるのだ。
なのでシャッター音が不快で仕方がない人は海外へ行こう。
(日本に戻ってきたらまたシャッター音鳴るけど)
なお注意点として、韓国は「法律でシャッター音の無音化が禁止されている」という日本よりヤバい状態なので、移住するなら韓国以外にしよう。
ただ、韓国に関しては2023年11月に少しだけ撤廃への動きがあり、もしかしたら今後状況が変わる可能性もあるかもしれない。
ネット上での3683人にアンケート調査を実施した結果では、85.6%が「ユーザーが設定を変えることでシャッター音を消すことができるようにする」ことに賛成しており、反対は14.4%にとどまったというし、撤廃への機運は高まっているようだ。
韓国では60〜68デシベルという洗濯機や掃除機レベルのシャッター音を出すことが義務付けられている状況なので、ユーザーは本気でどうにかしてほしいのだろう。
もちろん韓国も無音カメラアプリを使えば済むのだが、純正カメラアプリの方が画質やらなんやらが色々良いというのはよく聞く話だ。
それに自分の目的とする空間ビデオなんかは純正カメラアプリじゃないと恐らくは撮影できないため、純正アプリが使えるに越したことはない。
もしこれで韓国のシャッター音規制が無くなれば、シャッター音強制という文化は世界で日本だけのガラパゴス文化となる。
果たしてそのとき日本の業界はどう動くのだろうか?
そういう意味でも韓国の変化に期待したいところだ。
そんなわけで、iPhone16ではシャッター音の強制が無くなる可能性を0.01%くらい期待しつつ、まずはお金を貯めようと思う。
せっかくUSB-Cにもなって、空間ビデオも撮れるようになったiPhoneだが、このシャッター音に関しては個人的にかなりネックなのだ。
そもそも娯楽やネット閲覧はほぼノートPC任せになっている自分の状況においては、スマホに求めているのはカメラ機能が9割みたいなもの。
本当に自主規制についてはそろそろ考え直してほしいものだ。
Appleの純正カメラアプリを頑張って開発している人のためにも……!!
(多分iPhone16でもダメだろうし、大人しくMicrosoft Pixに頼るか…?)
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