【つながる旅行記#118】赤れんが庁舎と北海道大学
前回はがっかりスポットとして有名な時計台で、なかなか良い感じに知識を得ることが出来た。
中でも五稜星に関しては、今後街中でかなり目にすることになる。
そんなわけであれこれ回って次の目的地へ到着。
「赤れんが庁舎」として有名なこの建物は、北海道庁の旧本庁舎だ。
当時は鹿鳴館と並ぶ大建築物だったとか。
都会の街中ながら、ここには自然もいっぱいある。
では中へ入っていこう。
ありがたいことに無料だ。素晴らしい。
なんだかドでかい絵画がいっぱい飾られている。
北海道の歴史にゆかりのあるものを揃えている感じ。
美術館みたいだ。
どうやら美術館的な要素だけではなく、資料館としての要素もあるらしい。
間宮林蔵の像がここにもあった。
稚内回ではおなじみだったが、札幌でも重要人物のようだ。
(小説、オススメです)
日本地図の流出関連のことを知るとシーボルトにあまり良いイメージはなくなるかもだが、シーボルトが間宮瀬戸(間宮海峡)の存在をヨーロッパに知らせたことで世界地図に日本人の名が残ったのもまた事実。
そして機密流出もシーボルトが一人でやったことでもない。
大量の日本人協力者が居たからこそ起きたことだ。
当然見返りもあったはず。
歴史は多面的に見ないといけないし、評価するのは難しいと実感する。
まさかの稚内の氷雪の門で知った、真岡郵便電信局事件の展示もあった。(#3参照)
……痛ましい。
そんな感じで見学完了。
無料とは思えない満足感があった。
……さて、まだ多少時間はあるがどうしよう。
そうだ、せっかく時計台にも行ったことだし、北海道大学に寄っておこう。
なにせ北海道大学にも博物館があるのだ。チェックせねば。
それに知らない大学に入るのは楽しい。
なんだか学生達がゆったりしてる広場がある。
まるで海外の大学みたいだ。
いや自分の中の勝手なイメージだけど。
北海道大学の博物館に到着。
しかし……
なんと改修工事で休館中だった。
なんだか休館とかに遭遇すること多いな……。
いや下調べしないのが原因だけど。
また開館したときに来れたら来よう。
博物館に入れなかったのは残念だが、北海道大学の雰囲気をちょっとだけ感じる事ができたような気がする。
この広くて自然たっぷりなキャンパスは正直羨ましい。
「北大で学ぶ人生もありえたのかな…」
そんなことを思いながら駅へ向かう。
(いや勉強嫌いだったのでありえない未来なのだが)
そんな感じで高校時代の思い出巡りを兼ねた旅行はこれで終了。
もう休暇は終わり。
そして自分はもう学生ではないのだ。
次回へ続く……
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