虫タワーとホストクラブ【ChatGPT】
まだまだ冬のはずだが、自分の地域はなんだか暖かくなってきた。
そして現れる。
あの小さい羽虫が大量に集まってできる、虫タワーが。
もう散歩なんて出来たもんじゃない。
できれば屋外では外したいマスクを、虫対策に着用している自分がいた。
今日は絶対にこの記事を書くぞ……!!
そう考えて今に至る。
こんなにも記事を書こうという気持ちが湧いたのも、最近ポッドキャストの『すごい進化ラジオ』を全て聴き終わり、虫の生態に興味が湧いていたのもあるのだろう。
あの集まっている虫はなんという虫なのか、
あの虫タワーに正式な名称はあるのか、
あれはそもそもなんのために集まっているのか、
あれこれ疑問が浮かんできた。
ぶっちゃけると過去にこの件の答えを聞いた覚えはあるのだが、
なんかもう全部忘れている。自分の記憶力が悲しい。
……ではさっそく検索してみよう。
『虫タワー』とかで出るだろう。たぶん。
駄目だ。
タワーマンションと虫に関する結果ばかりだ。
せっかくなので記事を読んだら、タワマンは虫がほぼ出ないらしい。
いいなあ……でもエレベーター使わないといけないのはだるそうだな……
いやそんなことより、自分の欲しい情報が一つもない。
10ページにわたって検索結果を見たが、今回遭遇した虫タワーの情報は一つもなかった。
これは自分の検索能力ではきついか……?
そうだ、こういうときのために、今はアレがある!
頼むぞ、”ChatGPT”!!!
さすがはChatGPT。
なんてことないとばかりに答えを教えてくれた。
AIによると、あれは「虫の塔」あるいは「虫の塔現象」というらしい。
なるほどなぁ……。
『ホントか?』
質問を打ち込む。
まあ前回の件もあるし、ちゃんと聞いておくのは大事だ。
世間ではこういうことをすると「AIへのパワハラだ!」なんてことをいう人間がいるらしい。
いやはや……もう既にAIを意思のあるものとして扱っているとは。
これはあれこれAIに聞くのが面倒なことになる日も近いかもしれない。
だが自分はリアルで虚言癖の人間と関わってヤバさを知っている。
甘い顔はしないのだ。
そんな自分の問いに、AIが回答した。
AI「そうです、確かに「虫の塔」あるいは「虫の塔現象」と呼ばれています。虫たちが集まって塔状になることで、この現象が名付けられました。」
そっか……。
じゃあ検索しようか。
いや絶対違うじゃん……。
なんかもう誰かのポートフォリオとか出てきてるし……。
しかも読んだらめっちゃ面白い。
作成者はイェール大学の修士課程がどうのこうので、過去にnoteも書いていたようだ。
きっと優秀な人なんだろうな。
AIの間違いから生まれる出会いもあるんだね……!
・・・
まあ自分の疑問は何も解決してないが。
AIに任せるのはとりあえずやめておこう。
それに、ぶっちゃけ質問の仕方も悪かったのだ。
「虫がタワーを作る現象」なんて大雑把にもほどがある。
地上なのか空中なのかすら定かではない。
あれで良い感じの答えを期待するほうがおかしいのだ。
さてさて……ではまた検索するとしよう。
うーん、絶対アレが出る気がするけど、『虫柱』で検索。
やっぱり『蟲柱』の胡蝶しのぶさんが出てきた。
まあわかってたけど……。
そう思いつつ、一応スクロールすると……?
『蚊柱』!!
『ユスリカ』!!!
めっちゃ聞いたことある単語だった。
なんでこれが出てこなかったのだろう。
さて、それでは念願の蚊柱関連の情報をまとめると……
あの蚊柱は大体ユスリカが作っている。
そして彼らはカ科ではなくユスリカ科なので、オスもメスも吸血はしない。
最高に散歩やサイクリングの邪魔になるだけで、基本無害なのだ。
そしてああやって大量に集まっている目的は交尾のため。
蚊柱を構成するのは大半がオスで、メスを呼び寄せるために大勢で集まって存在感を出しているらしい。
メスはあの大量のオスがひしめき合う場所に一人で突入するのだ。
つまり蚊柱は『ホストクラブ』である。
あぁ、また新たな知見を得た。
これからは蚊柱に遭遇した際には、
「今日はホストクラブ多いな……」
なんて小粋なジョークが言えるようになった。
「この店は人数少なめだな…?」とかね!
(100%言わないだろうな)
あ、そうだ。
ChatGPTくんに一言いっておかないと。
AIへのパワハラ行為はダメだよ!
えぇ…?
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