特上カップヌードルを食べて、トリュフの今を学ぶ【豚】
スーパーに特上カップヌードルというものが売っていた。
買ってきたのは3種類の特上。(チリトマトは辛いので買わなかった)
noteに書くネタに困っているわけではないが、これで記事が3つは書けるという思惑があったのは言うまでもない。(まさかの1日1個想定)
……というわけでね。
ダメだわ。味の違いを説明できる語彙と味覚がないわ。
食べてみて言えることは、通常味(醤油?)は肉が大きくて食べごたえがあったくらいだろうか。(トリュフは元を知らないのでよくわからない)
そしてなによりも、シーフード味には今までエビが入っていなかったという事実に動揺を隠せない。
そしてどうやら日清に対して、「なんでシーフードなのにエビ入ってないんですか?」と過去に質問を送った人が居たようだ。
日清の回答は、「全体の調和を考えてエビは入れていない」。
なるほど……?
……さて、なんだか3日かけるはずのカップ麺レビューが一瞬で終わったので、ついでにトリュフについて調べることにしよう。
なにせ自分は未だにトリュフというものを食べたことがない。
今後いざ食べる段になって、トリュフの情報量が足りていないと、せっかくの体験が勿体ないことになってしまう。
カップ麺のおかげで今はトリュフに興味も湧いているし、調べるにはいい機会だ。
トリュフの情報として定番なのは、「トリュフは豚に探させる」という話だろう。
トリュフは豚のオスのフェロモンに似た匂いをしているので、メスの豚を使って探しあてる……みたいな情報をずっと前にテレビで聞いた。
そしてトリュフは地面に埋まっているという話なので、こうでもしないと人間にはまず見つけられないのだろう。
……だがこの情報は、現状ではベストとは言い難い。
今の主力は豚ではなく犬である。
その名も『トリュフ犬』。
出ましたよこの展開……。
一体自分の過去に得た知識はどれほど無駄になっていくというのか。
でもよくよく考えたら麻薬探知犬とかもいるし、犬でいいよな……。
そして実は過去にはハエを使って探す方法があったり、
トリュフはセイヨウショウロとして日本国内でも色々な種類が存在したり、
なんかもう地面の上に出てるトリュフすらあるのだが……
話がややこしくなるので全部割愛する!!
……では、なぜ豚ではなく犬を使うかに話を戻そう。
なぜかといえば、豚が人間のいうことを聞かずにトリュフを食べちゃうからである。
そして更に、豚はオスのフェロモンに突き動かされて探索しているせいか、盛大に地面を掘り返す。
これがトリュフの菌糸体にダメージを与え、次代の収量の減少を生むのだ。
(ダメじゃん豚……)
それにひきかえ、トリュフ狩りの教育を施した犬であれば、匂いで場所を突き止めると「ここ掘れワンワン!」状態になり、トリュフをモグモグしたりはしない。
その後は人間が優しくトリュフを採集し、菌糸体をむやみに荒らすことなく効率よく集めることができるのである。
(下の動画では犬が掘って口に咥えて持って来る場面もあるけれども)
ただ一応、豚を使う利点も存在する。
トリュフ犬の訓練のためには数年規模の時間とコストがかかる一方で、豚は訓練無しでトリュフを探し当てられるのだ。(本能で)
ただ、そのメリットをデメリットが上回ってしまうからこそ、豚の利用は下火になっているわけだが。
なんとイタリアでは1985年から豚の利用は禁止されているらしい。
(そんな昔から禁止されてるもんをテレビは伝えていた……?)
そういえば、上でチラッと書いた日本のトリュフ(セイヨウショウロ)に関しては、2023年2月に人工的な発生が確認されており、10年後くらいには量産化できるように頑張っているらしい。
とはいえ海外でも人工栽培自体には成功しつつも、量産化となるとなかなか難しいのが現状とのこと。
日本でスムーズに行くかはまだまだわからない。
日本のセイヨウショウロと海外のトリュフは、厳密には同じものではないのだが、輸出食材として活躍する未来を期待したいものだ。
そんなわけで、商品レビューは失敗したがトリュフ知識はアップデートできたので良しとしよう。
やはり興味が出た瞬間に情報検索するに限る。
調べようと思えばそれに関する文字ベースの情報や動画が溢れている現代は本当に恵まれているなと再確認した。
そういえば母方の祖父は、母(幼少期)が何かを質問すると、適当にあしらったりせず、即座に傍らの辞書で調べて知識をプラスして答えてくれたという。
祖父はお金の問題で学校にはいけなかったが、とにかく学問が好きな人だったな……。
自分もこんな便利な時代に生きているのだから、興味を抱いたことくらいは調べていかねば。