【院内感染】まさかの入院中のパンデミック…【新型コロナ】
昨日は売店でとても素晴らしい経験をしたという記事を書き、自分で読み返しても良い記事ができたなあと幸せな気分になっていた。
なんだか記事を書き終えたあと、体がポカポカするのを感じたくらいだ。
幸せって暖かいんやなって……!
ガヤガヤ…!! ガヤガヤ…!!
……なんだろう。
もう夜だというのに、やけに看護師たちが騒がしい。
しばらくすると、その騒がしさが自分のいる病室にもやってきた。
看護師「aosagiさん、入りますよ」
自分の区画を仕切っているカーテンが開けられる。
そこに立っていたのは、
完全防備の看護師たちだった。
看護師「この階で新型コロナの感染者が確認されました。全員に抗原検査を受けてもらいます」
(ころ…な……?)
う、嘘でしょ……!?
そして有無を言わさず鼻に突っ込まれる、抗原検査の超長い綿棒。(痛い)
しかしこれは恐れていたことが起きてしまった。
……いや、実際はまあ大丈夫だろと思っている自分がどこかにいたのが正直なところか。
「コロナはすでに終わったもの」……実際はそうじゃないとわかってはいたが、そんなふうに考えてしまっていた。
この病院に来たときから感染防止のための面会制限はあったが、そこそこ動ける患者は毎日売店に行ったりしており、外部との接触がないとは言えなかった。
こうなるのは時間の問題だったのかもしれない。
しかし多くの高齢者がいるのがこのフロアだ。
弱毒化したと言われている新型コロナウィルスだが、依然として80歳以降の死亡率は数%はある。
これは大変なことだぞ……!
しかし、ここで自分に思い当たることが一つ。
実は今日の朝から喉が微妙にイガイガしている。
そして良い記事を書き上げたあとの高揚感かと思っていたポカポカする体だが、なんかこれ風邪で熱を出したときと酷似しているような……?
その後、体温測定が始まる。
結果は……
看護師「38℃…?」
どう見てもアウトである。
念の為もう一度計測するも、37.8℃。
こ、これはまずいやつなのでは……?
あーーーきっつい。
あれから数時間後。
熱が本格的に上がってきたようで汗が吹き出す。
ポカポカとか言っていた体も、今や悪寒を感じている。
次第に頭痛も酷くなってきたが、これが一番辛い。
ひたすらに耐える時間が続く。
そして抗原検査はというと、最初は陰性だったのだが、時間をあけて再度行うと陽性となった。
(まあこの状況と症状でコロナじゃなかったら何なんだという話だが)
しかし本当にこれはまずいことになった。
感染者になってしまっては専門医との足のリハビリができるわけもないし、そうなるとリハビリ病院への転院の計画もご破産になる可能性が高い。(一定レベルの回復が条件)
……最悪だ。
思えばこのフロアはさほど換気もされていなかったし、一人感染者が出れば一気に広がるのは目に見えていた。
だがまさか骨折の入院生活で新型コロナに感染するとは……。
いったい神はこの入院でどれだけの人生経験を一気に積ませるつもりなのだろうか……?
「いやお前辛いと言いつつnote書けとるやん」というツッコミが入りそうだが、昨日しっかり寝てカロナールを飲んだおかげか、今は割と余裕があるのだ。(一番厄介な頭痛がかなり治まっているし)
だが自分は未だ咳もほとんど出ていないし、喉の痛みもいうほどではない。
つまり地獄が待っているのはこれからということなのだろう。
……これ以降更新が止まったら、察してほしい。
そして先程、謎のデカい錠剤が4錠も渡された。
これはラゲブリオ(モルヌピラビル)というコロナ治療薬なのだが、薬価は1錠2000円を越える。
つまりこの手のひらの上には約1万円が乗っている!?
なお国がコロナ治療薬の補助を5類移行により4月に打ち切っているので、自己負担3割だとラゲブリオは3万円くらいかかるそうだ。(5日処方の場合)
えっ、まさか院内感染でも自分がお金払わないといけないのか……?
もしそうなら、こりゃ色んな意味でえらいことになってきたぞ……
そんなわけで期せずして入院生活のあれこれを綴ることになったこのnoteだが、入院時の院内感染リスクについても紹介することになってしまった。
そしてとうとう自分もコロナにかかってしまったことが残念でならないが、今のコロナがどんな感じなのかを紹介できると思えば意味はあるのかもしれない。(症状は人によりけりだろうけど)
味覚や嗅覚がどうなってしまうのか、追って報告する!!
皆さんは「コロナなんてもう終わったでしょ?」なんて油断せずに過ごしてほしい。
今コロナにかかると、お金的な面でかなりきつそうですよ……!!
油断せずに年末まで駆け抜けてくださいね……。