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【入院】またもや発生した入院中のトイレ問題について
うーんこれはまいった……。
いや、なにかというとトイレの話である。
(あ、この記事は食事中に読まないようご注意を…)
ちなみに自分は、過去にも入院時のトイレに関する話はしていた。↓
患者数に対して明らかに足りていないトイレの数、
認知症の方のものと思われる弄便、
そしてその汚物を掃除する患者兼清掃員の自分……。
だがそれらの問題は、現在のリハビリ病院に転院してからはすっかり解決したのだった。
ここはトイレの個数も潤沢だし、弄便傾向がある方は少なくとも自分の周囲には居なかった。
……しかしながら、環境は変わるのだ。
誰かが退院すれば、また新たな患者が入ってくる。
そして新しく来られた方は、どうもトイレの使用に問題があったのだった。
では、そんなある日の一部始終を話すとしよう……!
「うおぉ〜!トイレトイレ!!」
コーヒーを飲んだせいか唐突にトイレ欲求が湧き出した自分は、部屋の最寄りのトイレへと入った。
だが、その直後にマスクを貫通して鼻に直撃する、『大の臭気』!!
(これはまずいぞ……!)
その臭気に焦る自分がいた。
そう、実はこのリハビリ病院に来てから弄便によるトイレ汚染には遭遇していなかったのだが、看護師によるなにかしらの対処をしたあとの汚物付き手袋がトイレに放置されていた場面に遭遇したことがあるのだ。
トイレはとても綺麗なのだが、汚物付き手袋があるというだけで、その空間は完全に『大の臭気』に支配されてしまっていた。
『ほんの僅かでも”大”が存在すれば、空間を大変なことにする威力がある』
そういう学びを得たよね……。
そんなわけで、あのときと同じ臭気がしているこのトイレもまた、必ず奴が潜んでいるはずなのだ。
発見し、対処しなければならない……!!
おもむろにトイレ内を見渡す。
汚物付き手袋は……無い。
便器内に放置された大も……無い。
しかし、便座を見て気づいた。
便座部分のあちこちに、茶色い何かがほんのり塗りつけられているのだ。
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ああ、この病院でも始まってしまったのか……。
精神を落ち着かせ、清掃にとりかかる。
まあトイレットペーパーは大量にあるし、掃除用のスプレーもあったのでなんとかなるだろう。
スプレーをかけ、便座を拭いていく。
ほぼ人任せにしている入院生活で行う、久々の労働。
だがしかし、何がどうなったら便座部分に大が線状にこびりつくんだろうか……?
拭いていない状態で尻を動かした?
あるいは弄便による指での擦り付けだろうか……?
まあ真実は本人しか知らないわけだが、どうにか掃除は終わった。
それじゃあ綺麗にしたトイレをさっそく使って……
いや、明らかにまだ臭気が濃い。
というか洗浄スプレーの香りすらかき消されているということは、これはまだ奴が存在するということ……!?
しかしどこに……?
おもむろに便座を上げる。
するとそこには……!!
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………ッッ!!!!
表側など序の口というレベルで、便座の裏側は盛大に汚染されていた。
そりゃ臭気も止まないわけである。こっちが本体だったのだから。
自分はまたスプレーを手に取り、掃除を開始する。
久々の労働は、なかなかに過酷な現場でした……。
というわけでいきなりめっちゃ汚い話で申し訳ない。
しかし入院生活のあれこれはしっかり紹介しようと思っていたのでこれも仕方ないのだ。
きっと数年もしたら忘れてしまうであろうこの出来事も、しっかり書き留めておかねばならない……!(謎の使命感)
いやしかし表側はともかくとして、裏側をあれほど汚すというのはどういうことなのだろうか?
あの部分はそもそも通常は排便時に関与する場所ではないだろうし、やはり大を触った手であえて執拗に触ったということなんだろうけど……。
そうするに至った流れを自分なりに少し考えてみようか。
尻を触ったら何かがべっちょりついた。
↓
不快だからこすりつけて落とさなきゃ。
↓
便座の裏側ならバレないか。ふきふき。(便座裏に大量付着)
↓
なんかまだちょっと残ってるから表側でも拭いちゃえ。(表側に少し付着)
↓
スッキリ!!
……いや、もちろんこれは自分の妄想なので実際とは異なるのだろう。
しかしなんとなくあり得そうな気はしないでもない。
まあ自分は高齢者や認知症の方の行動データがあまりにも不足しているわけなので、やはりこういうのは本職の看護師の方の知見に頼るしかないだろう。
多くの人に見られる共通の行動というのは実際ありそうだし、それを知っていたら注意するべき箇所も予測できたりするのかもしれないな……。
そんなわけで、今後はこのリハビリ病院でも使用前のトイレの状態に気をつける必要が出てきてしまったようだ。
もちろん今回トイレをこうしてしまった人も悪気があってやっているわけではないと思うのだが、降りかかる火の粉は払わねばならない。
いやまてよ?
火の粉から逃げるのもありか……?
杖のみでの移動が可能になっている今、利用できるトイレの選択肢は非常に多くなったのだ。
もう多目的トイレでなければならない頃の自分ではない。
じゃあもう……
他のトイレ使えばいいか?
そう、常に戦うのが正解というわけではないのだ。
時には逃げることが正解の場合だってある。
教えられたね……『大』に!!
そんなお話でした。
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