【料理?】初めてのキャンベルのスープ缶を味わう【コーンポタージュ】
最近始めてのスパムを食べたり、缶詰の記事を書いたりしたことにより、なんだか缶詰食品への興味が増している。
これも良い機会ということで、カルディでコーヒー豆を買うついでにキャンベルのスープ缶を買ってきた。
さて、キャンベルのスープ缶といえば、缶を1つ描いた絵を量産したアンディー・ウォーホルの作品が有名だ。
まあ有名とか言っておきながら自分は芸術に詳しいわけでもないので、この機会にちょっとだけ調べてみたのだが……
あれって”全部違うスープ缶”だったんだ……。
そう、アンディー・ウォーホルが製作したのは当時販売されていたキャンベルの32種類のスープ缶であり、缶はシルクスクリーンで同じデザインだが、品名はそれぞれ異なっていたのだ。
へぇ……
(全部同じで楽してるんだと思ってた)
しかし32種類もスープのラインナップがあったということにも驚きだ。
というわけで日本のラインナップも調べたところ、9種類だった。
なんだかアメリカより一気に少なくなってるが、日本のスープ文化の浸透度を思えばそんなものなのかも……?
それはともかく、さっそく作っていこう。
というかそもそも、これがどんな商品なのかすらよくわかっていない。
自分のイメージでは、中にスープが入っていて、それを出して温めるだけという感じだ。
果たしてどうだろうか……?
いや、なにやらこの缶の中身を出したものに牛乳を加えるらしい。
なにそれめんどくs
……いや、これは最近Youtubeで見た、『世界の奇書をゆっくり解説 第20回 「ベティ・クロッカーのお料理ブック」』の中で言われていたアレなのかもしれない。
こうやって一手間加える必要があるからこそ、当時(1940年代)のアメリカの主婦たちが「わたし主婦なのに楽しちゃってる…」という罪悪感を軽減しつつ、ラクラク系商品を使用できた……というマーケティング教養本によくあるというアレだ。(本質は違うそうだが)
それはともかく、缶を開けると固形物がみっちり詰まっていた。
(思ってたんと違う)
スプーンを使って出したのがこちらの物体である。
これに牛乳を加えて温めるのだ。
なお加える牛乳は缶の容器を使えば良い感じの量になる。
公式が言う300mlだと結構缶の限界まで牛乳が来るが、余計な洗い物が増えないのは好印象だ。
(まあ紙パックのコーンスープの方が絶対楽だろうけど……)
〜完成〜
さてさて、それでは味わっていこう。
思えば最近は外食で頼むこともなかったし、久々のコーンポタージュだ。
いただきます!!
(スッ…) ※スプーンを口に運ぶ音
……なるほど。
これはコーンポタージュですね。
そりゃそうだろという話なのだが、味は実に普通。
正確にはお店で食べる際はこんな熱々なものは出ない気がするので、そこはちょっと違うものの、味は本当に似たような感じ。
試しにちょっと冷ましてみると、かなり店に近い味になったような……?
(まあ自分の知ってる店の味はサイゼリヤくらいのものなのだが)
正直な所、キャンベルだからといって劇的に美味いということはなかった。
元々高級店の商品でもないし、それも当然か。
だが、先述したひと手間に使う牛乳の選択によって、スープに味の変化を出せる可能性はありそうだ。
これは紙パックのコーンスープのような完成品では、なかなか出来ないことではある。
キャンベルのスープ缶に使用する牛乳を脂肪分多めの特濃牛乳にしたり、低温殺菌牛乳にしたりすることで、意外な美味しさを発揮するのかもしれない。
……ただまあ、試すためには少々商品の値段がお高い。
(300ml缶で300〜400円+牛乳代)
そして缶詰なので紙パックスープより確実に長持ちするのは利点ではあるが、そもそもいざつくる際には牛乳が必須なわけで……?
・・・
いやいや!!
確かに水や牛乳は必須だが、その日の気分によって「クリームマッシュルームスープ」やら「クラムチャウダー」やら「クリームパンプキン」がいつでも作れちゃうのが利点だから!!
……なぜ自分がキャンベルの擁護をしたのかはわからないが、牛乳さえ常備しておけば棚から好きな缶を選んでスープが飲めるというのは確かに楽しそうな気もするのだ。
それにアメリカは牛乳も1ガロン(約3.8L)サイズが一番コスパが良いらしいし、あちらでは牛乳を切らすなんてことはありえないのかもしれない。(むしろ使い切るのが大変そうな量だ)
……まあでも、やっぱり面倒くさがりな自分にはちょっと工程が多すぎるかも。
そんなわけで、初めてのキャンベルのスープ缶でした。
なんだかこれを棚に一杯ストックしておくのも楽しそうな気がしてきたが、自分には向いてなさそうなのでとりあえず保留だ。(日本だと缶の種類も少ないし)
将来アメリカに移住(絶対ないと思うが)した際には、郷に入ったということでキャンベル缶と1ガロンの牛乳を常に切らさないように気をつけたい。
では、新しい体験もできたことだし、
いっぱい出た洗い物を片付けようか……。