MacBookでついゲームしちゃった記録【Vampire Survivors】
すっかり日常生活はMacBook一辺倒になってきた今の自分だが、WindowsとMacの比較でよく言われるのは、「Macはゲームができない」というものだ。
実際それはその通り。
PCゲームのプラットフォームであるSteamにいくと、ほとんどのゲームはMacではプレイできないことに気づくだろう。
とはいえ一部Macで遊べるものもある。
そんなゲームのひとつに、よりにもよって『Vampire Survivors』というゲームが存在する。
攻撃は自動で行ってくれて、自分は移動に専念すればいいだけというこのゲームだが、非常に中毒性があり、余暇時間がみるみる溶けていく。
開発者はカジノ関係のゲームかなにかに関わっていた経歴とか聞いたような気がするので、人をのめり込ませるテクニックが随所に入れられているのかもしれない。
そして衝撃的なのは商売っ気の無さだ。
現在、2つのDLC(追加コンテンツ)を発売しているこのゲームだが、本体とDLCをあわせても1000円すらかからない。コスパが良すぎる。
更にはブラウザ版も用意されており、もはや無料で遊んで体験できる。
もちろん世界的に売れているので、この価格でも十分に億万長者どころではない金額を稼げてはいるのだろうとは思う。
しかしなんというか、多くのスマホゲーで当たるかどうかわからないガチャを10回引くだけで3000円以上かかっているのを知っていると、なんだかよくわからない気分になってくる。
もちろんスマホゲームはオンラインにすさまじい運営コストがかかっているだろうし、稼ぎ続けないと維持できないという事情があるとは思うけれど。
ということで、せっかく対応しているのだから、MacBookAirにSteamを入れて『Vampire Survivors』を遊んでみた。
ゲームの購入情報はSteamのアカウントに紐付けされているので、新たに同じゲームを買い直す必要はない。
セーブデータもクラウド上に保存されているため、今までの続きからプレイできる。
こういう便利さはどんどん進化している。技術者に感謝だ。
そして開始して速攻でメモリを4GB使い始めた。
自分の使っているM1 MacBookAirは、念の為16GBのメモリを積んだものにしておいたが、わりと普段から10GB以上余裕で使ってたりする。
果たして8GBモデルで大丈夫というのは本当なのだろうか。
(余裕がなければ無いで、上手いこと動いてくれるのかもしれないが)
このゲームは普通にプレイする分にはそんなに負荷が高いわけではないのだが、敵の数を異常に増やしたりも出来るので、負荷を増大させようと思えばかなりのことが出来る。
今回のDLCで手に入れたキャラは、まさにそういうことを可能にするものだった。
そして無駄に負荷をかけておもむろにMacBookAir本体を触ると……
ほのかに熱い……!!
なんだろう、
「お前も人間だったんだな……」という感想が浮かんだ。
いや全てが間違っている感想だけど。
むしろ今までどんだけ負荷をかけてこなかったんだよという話なわけだが、やはり高負荷をかけるとしっかり発熱するようだ。
そしてやはりゲーム向けではないPCだけあって、だんだん負荷がかかりすぎて(あるいは冷却の事情で)動きがカクカクになってきた。
あまり無理をさせるのはやめておこうとは思ったが、軽めのインディーゲームなら問題なく遊べそうな気はする。
だがしかし、Macではゲームをしないことにしたほうが作業に集中出来るような気も……?
……このあとSteamはアンインストールするかもしれない。
「ゲームしてた時間を勉強に使っておけば…」
タバコベンツレベルでよく言われてそうなやつである。
実際それは自分でも思う。
小学校から始まったゲーム趣味に自分が注ぎ込んだ時間は膨大だ。
メタ認知したら発狂してしまうかもしれないので、深くは考えないことにしている。
小説AI2041の最終話、「豊穣の夢」では、AIとクリーンエネルギーで衣食住に関するものがほぼ無料になった未来の生活が描かれる。
誰もが自分のしたいことに邁進できるユートピアに思える時代。
そんな世界では「お金を稼ぐこと」に意味などなくなる。
今で言う「ゲームしていた時間を勉強に使っておけば…」のあとには、「良い会社に入って良い給料が貰えたのに」とかそういうセリフがつながるだろう。
しかし衣食住が保証された未来では、一定水準以上のものを更に求めるインセンティブが働きにくい。
今ですら、僅かな金額を払うだけで世界中の一流のアーティストが作った音楽や動画が見放題な世の中なのだ。
もし衣食住とその他あれこれが全て満たされていたら、ゲームだけにのめり込んで人生を過ごしていく人が余裕で生まれることだろう。
(最高だな…)
お金を稼ぐことに意味がなくなる時代がどうなるのか。
非常に興味深いと思いつつも、でもそんな時代は遙か先の話で、おそらくはそうスムーズに行かないだろうなとも思っている。
……やっぱり今はとりあえずゲームは抑えめで頑張らないとねと。
そんなTHE・普通な結論が出たところで、今日はお開き。