挫折を繰り返しながら挑戦を続けること
こんにちは。
ようやく秋めいてきて嬉しいつかさです。
2021年に水彩画を描き始めてもう3年。
初めはマルマンの薄いスケッチブックに落書きをしては色を塗ってキャッキャと楽しんでいました。段々と上手く塗れるようになっていくのが純粋に楽しかった。
本当にただの趣味でした。
それがあっという間に欲が出てきて、展示会に出してみたり個人通販をしてみたりとやり始めたのが運の尽き。
自分らしく良い絵を描きたい、上手くなりたい、もっともっと、たくさんの人に見てもらいたい。
欲望というのはキリがないものですね。
でも展示会に出してもなかなかお迎えしてもらえないし、本当に上手く描けた!って思ったものほど売れないものです。
たとえばこの絵とか。
グッズを作って少しでも見てもらおう、手にしてもらおうとした結果、グッズのほうが売れて原画は残ったまま…なんてことも多々あります。原画があるうちはポストカードなどのグッズは作らないほうが良かったかもしれませんね。
でも、絵を描くのをやめようと思ったことはないんです。
専業作家になるのは無理だけど、兼業作家としてやっていけるくらいには売れたい(いまの実力では到底難しい話だと分かってはいるんです!)
絵が上手くなりたいし、自分の絵、というものを確立させていきたいとずっと思っています。いえ、自分らしい絵は今でも描いています。「自分にしかない個性」を見出していきたいってことですね。
色の塗り方、線の引き方、わたしはわたしの絵をこの3年…もうすぐ4年になりますが、描き続けていて、それでも見出してくれる方はまだ少ない。
いま絵を見てくれている方々には感謝しかありません。
本当に試行錯誤の絵描きです。
精神の調子が悪いときにはまったく描けないし、体力が尽きている平日の夜にも描けません。1ヶ月で1枚描いたり描かなかったり、という日々。
もっとたくさん描けたらいいけれど、どうしても自分の体調が優先になってしまいます。
それでも、続けてきてよかった。
描き始めればのめり込んで他のことを忘れられるし、描き上げたときの達成感といったらもうアドレナリンがドバドバ出る感じ。楽しい。
ごくたまにお迎えしてもらえたり、感想をもらったりしたときは、涙が出そうに嬉しいです。
好きな作家さんをたくさん見つけて原画をお迎えすることも楽しい。
お金は無くなるけど。
絵を描いた分だけの収支表をつけていて、その表は毎年真っ赤です。
すごい赤字です。今年もマイナスのまま終わるでしょう。
でも、やっぱり辞めたいとは思わない。楽しいから。
通販のページに在庫がたくさんあっても、いつか誰かに見出してもらえるかもしれないと思うと下げる気になりません。どの絵も精一杯描いたから。
展示会やイベントでお迎えがないとどうしても挫折感は味わいます。
「なぜ見てもらえないんだろう」とひどい抑鬱に落ちることもあります。
それでも自分がやりたいから続ける。お気に入りの作品たちが、いつか日の目を見ることを願って。
いつか東京の大きなイベントにも出てみたいなあ。今年は迷っているうちに申込期日が過ぎてしまったんですよね。
イベントの規模が大きければ大きいほど自分のような無名作家は素通りされると分かっていても、やっぱり大きなイベントは憧れです。地方民だし!
これからもゆっくり、自分のペースで、描き続けていくんだと思います。
売れても売れなくても。作品が完成する楽しさを知ってしまったから。
今後も拙作をよろしくお願い申し上げます。
せっかくなので通販ページを載せておきます。
ご覧いただければ幸い!
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