艦これ22年春梅雨イベの総括
5月下旬から7月上旬まで行われた22年梅雨春イベ。今回、それについて総括する。
※ここで紹介する敵編成は全て甲難易度のものになります。また、編集の都合上、紹介は主に海域の最終ボスになります。
e1
ボスは潜水×2混じりの編成、撃破には火力と対潜の両立が上手くできるかが大きなカギとなる。編成の都合上、火力や手数がどうしても不足しがちになり、道中安定に寄せすぎるとボス戦で沼になる可能性を持っている。もちろん支援は必須。
カットイン艦が動けるぐらい保護されていれば何とか攻略の道筋は見えてくるが、そうなるとは限らないので試行回数がある程度要求される。対潜と火力、さらには制空面も必要になるため、要求される要素の多さもありe1にしては難しめの部類に入るだろう。
e2
2本の輸送を突破すると最後の戦力ゲージへ。相手は戦艦新棲姫。
こちらは7隻編成の遊撃部隊での出撃。空母の出撃が制限されるため、それに頼らない制空稼ぎが重要になってくる。水戦を積める艦の起用はほぼ必須。支援に加え基地を出せるので、それらの攻撃の刺さりが大事になってくる。
道中もe1同様、対空対潜の組み込みが重要となる。しかしe1とは違いボスは潜水混じりではないのもあり、火力艦を入れやすく手数を確保しやすいのでまだe1よりは良いかと。
なお破砕ギミックもあったが、私はパスした。
e3
1本目は手を付けやすかったが、2本目の輸送ゲージがとにかくきつめ。空襲が強めで対空への備えは必須。ボスは当然強く、生半可な編成だとゲージが削れず沼になる可能性もあった。またボス前の潜水混じり編成も厄介だった。
以上を終えると3本目突入。ボスは外南洋駆逐棲姫。
随伴に深海雨雲姫が2体。削りからいるためそれらに攻撃を吸われることもしばしば。長門陸奥の起用はあった方がいい海域である。
長陸奥タッチ、軽空母鈴熊の攻撃がいかに刺さるかが重要ともいえる内容で、早めに随伴の姫を落とせれば有利に進めることが可能。
e2同様、この海域にも破砕ギミックはあったものの、破砕後の効果と破砕の手間を考慮して見送った。
e4
情報が出そろった後ならば比較的やさしめの内容となった。
3本目の敵編成。ボスの空母棲姫Ⅱは今回が初登場。またラスダン時は同じくe4にて初登場の軽空母のヌ級Ⅱが追加される。
新実装の大和の改二を入れておけば、ボスに着いた時点で勝ちやすい。特殊砲撃と第二の夜戦でのカットインが肝になる。ラストは軽空母が追加されるため制空値は高くなるものの、先述の大和改二がいればタッチでのごり押しが可能。
この海域にも破砕ギミックがあるが、タッチがあればなんとかなるのもあり見送った。
e5
4本構成、遊撃での攻略に輸送、対地とここまでで3本。戦力が揃っていればそこまで難しくはない。
そしてe5-4。ここが今イベ最後にして最大の要となるところ。
空母入りが制限されやすい水上打撃での出撃がメインとなることもあり、史実に寄せている。道中もきつく、初手潜水マスに加え、空母×3入り編成も待ち構える。当然制空値は非常に高い。優勢以上とるにはとても高めの装備の質が要求される。特に軽空母のヌ級Ⅱは回避が高いうえ、火力も大きく真っ先に動くため早めに処理できないと中大破のリスクを伴う。支援部隊は必須。
道中には潜水マスもあり、基地をそこに投げるという手もあるが(私はその方法を採用)、ボスへの手数が足りなくなるという意見もあり、道中をお祈りにして基地を3部隊ボスにぶつけるという戦法が多く見られた。道中とボス、安定感をどちらに寄せるかで大きく意見の分かれた最終戦とも言えるだろう。
削りから非常に強力な編成が登場。随伴の守りが硬いこともあり、旗艦にダメージが届きにくい。タッチが上手く刺さるかが攻略の鍵となる。制空も優勢を取るハードルが高く、基地込みでの削りも重要となる。先制雷撃持ちが3体いること、随伴をできるだけ早く減らしたいこともあり支援は推奨。
ゲージを一定まで削りきり、破砕ギミックをやると・・・
壊の形態でボスの口が閉じる。
そしてラスダン編成。
ここまでくるとタッチと夜戦でのカットイン次第となり、勝利への糸口が非常に小さくなる。試行回数で殴ろうにも、大和と武蔵の資源消費量が馬鹿にならないほど重く、沼が長引くほど資源が持たなくなり攻略に大きな支障が出る。また第二を早めに仕留めないと高命中からの砲撃と雷撃が飛びこちらの戦力を削がれるため、基地と支援での処理が必須である。
数えていないから大まかにはなるが、少なくともラスダンには50回ぐらいは挑んだと思う。今まで参加したイベントの中では最も資源を消費し、最も沼に陥った最悪の消耗戦となってしまった。
事実、今回は甲常連の方が難易度を落とす・完走できないといった現象が今まで以上に多く見られ、特に好きな艦を入れて攻略するという、いわゆる縛り編成で挑んでいる方には非常に厳しい内容となってしまった。
友軍前提の敵編成にも思えたが、その頼みの友軍も思っていたほどは強くは無く、結果的に甲常連の方の脱落が増えてしまう要因になったのではないかと思う。
竹イベ時のラスダン編成が比較に挙げられやすいが、特効補正のある基地用装備の存在・火力キャップの上昇・タッチ前提の編成およびナ級Ⅱの量産型が混じっているため、その時よりは今回は上手く嵌れば撃破可能な範囲で調整されている。とはいえ、かなりの運要素があることには変わりは無く、友軍の強さが抑えめだったこと、また装備や編成の質次第では竹イベよりも難しく感じた方はそれなりにいたのではないかと思う。
敵編成は史実に寄せている点では完成度は高いとは感じるが、こちらの編成の自由度という点から見れば必ずしもそうとは言えず、結局は好きな編成で攻略したいという層にはある程度の不満はあるのではと考えている。
次回は過酷な内容にならないようなイベントになることを望む。
最後にe5-4の攻略編成を紹介して締めることとする。