スマホ・タブレットの選び方
今回はスマホとタブレットの選び方について記述していく。
※扱うのはandroid系統のものになります。記述内容は2022年8月現在を基準にしています。
今では必需品といってもいい存在になっているスマホとタブレット。しかし、いずれも種類が非常に多く、どれを選べばいいのか分からなくなることもあるだろう。特にあまり使わない方には迷うことであろう。そこで選び方の基本的なコツを記載する。
端末を選ぶ上で重要視するべきなのは以下の3つである。
1 SoC(CPU)
2 メモリ
3 ストレージ
特に1が重要でこれだけで性能をはじめ使い勝手が大きく変わるし、極端に言えばSoCの重視だけで端末選びで失敗する確率が大きく下がる。今回は1をメインとして論を展開していく。
SoCというのは頭脳のような存在で、主に処理に関する命令を行う部分である。種類により性能が大きく変わるという理由の1つにもなっている。代表的なSoCにはSnapdragon(スナップドラゴン)やDimensity(ディメンシティ)があり、日本には主に前者を載せた端末が多く普及している。
ここで代表的なSoCであるSnapdragon(以下スナドラで統一)の性能を示した表があるので紹介しておくこととする。参考にしていただけると幸いである。
Snapdragonの性能を比較!各番号のおすすめ機種も紹介
https://inest-inc.co.jp/mobile/snapdragon-performance-comparison/
スナドラは主に400番、600番、700番、800番があり、基本的に数字が大きいほど性能が良くなる傾向にある。中でも800番台は性能が非常に高く基本的にはハイエンドと呼ばれる部類に位置付けられるが同時に価格も高くなる傾向にある。そのためSoCの種類を第一に重視しつつも自らの想定している用途を鑑みて、価格と対比させて端末を選ぶことが大事になる。
※2022年8月現在では、スナドラは少なくとも800番台であれば855クラスは欲しい所(それ以下だとゲーム面で厳しいところがあるため。最近では855でもきついところもあるようなので不安なら865ぐらいでもいいかもしれない)。普段使いであれば700番台以下でも問題ないが、少なくともantutuベンチマークスコアが20万出せるSoCは欲しい(ブラウジングなどの少しの用途でも安定するため)。
antutuベンチマークについては以下のサイトが詳しいので参考にしてみてもいいだろう。
https://garumax.com/antutu-benchmark-score
メモや文書作成程度であれば700番台以下を選んでも問題は無いだろう。しかし、ゲームやカメラを重視するのであれば800番台も視野に入れないと後々厳しくなる可能性が高くなる。そのため、迷ったら800番台を中心に選んでいくことをおすすめする。800番台は性能が高いのでいろいろやりたいと考えた時につまずかずに済むし、それゆえに長い間使える傾向にもあるので端末費用は将来に向けた必要な投資のようなものになる。
ただ、800番台でも888と8gen1に関しては発熱周りに問題を抱えているためおすすめはしづらい。現状であれば865や870を中心に選ぶのが安定する。8+gen1も性能面と省電力の高さから選択肢に入るが2022年8月14日現在は日本では出ていないのでここでは除外とする。
最後に端折る形になるが、2のメモリは少なくとも6GB、3のストレージは最低でも128GBは欲しい。それだけあればアプリの複数起ち上げなど最低限の作業が安定してできるようになる。端末価格も重視するのであればxiaomiやoppoといった中華系、またはハイエンド中心の型落ちの中古製品からの選択も視野に入れるのが無難かと。
雑めになってしまったけど、後悔しないような端末の選択ができるようになると幸いである。