絵画からイメージ作曲2022.2.17(158)
「ハガル」ルイス 1875年
「ハガル」とは、
旧約聖書の物語に出てくる、
ある妻の奴隷の女の人のことである。
この作家は黒人ということもあり、
奴隷解放をテーマにした作品に力を注いだ。
「芸術は意志力だ」
奴隷の悲しさをイメージしていたら、
ベートーヴェン第7交響曲第3楽章が浮かんできた。
イ短調になりました。
エドモニア・ルイスの作品。彼女は1843年あるいは1845年にオハイオかニューヨークで生まれ、アフリカ系アメリカ人初のプロの彫刻家になりました。父親は自由黒人、母親はチペワ・インディアン。 早くから彫刻家になると決めていたルイスは、必要最低限の教育と作品展示の経験を積んだ後、ウィリアム・ロイド・ガリソンやチャールズ・サムナー、ウェンデル・フィリップスといった著名な奴隷制廃止論者の肖像をメダルに彫った作品の制作を始めます。そして、奴隷制廃止運動家のジョン・ブラウンと、ボストンの英雄で、南北戦争の有名な黒人部隊、第54歩兵連隊の白人リーダー、ロバート・グールド・ショー大佐の胸像が売れた資金で、ルイスは1865年に初のヨーロッパ旅行に出かけます。
デイリーアートより