絵画からイメージ作曲2021.10.15(32)
「テムズ川(どちらにしようかな?)」ティソ
1836年の今日は、印象派と写実主義の狭間で揺れたフランスの画家ジェームズ・ティソの誕生日。
おめでとう。
「どちらの女性にしようかな?」って、そのままやんけー!
コミカルな雰囲気とタイトルなので、
そのままな感じのト長調になりました。
人生のある時期にロンドンに居を移したティソは、制服を着た非番の英国軍人が、水辺で2人の女性を伴った姿を何点か描いています。画家は、このようないわくありげな情景を好みました。そこには、手入れの行き届いた靴のつま先からシルクハットまで、フランス支配階級の優雅さと自信も描き込まれています。熟達した遠近法は見事。手の込んだ装飾品と衣装はまばゆいばかり。木の葉の微細な形状、肘掛け椅子の房飾り、シェリー・グラスのきらめき、ズボンのチェック柄などが、写真のように写実的に描かれています。
デイリーアートより