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絵画からイメージ作曲2022.9.6(358)

「ホイッスルジャケット」スタッブス 1762年

タイトルは馬の名前。
競走馬の名前にしても強そう。
画家は馬を描くのが専門だった。

躍動感あふれるト長調になりました。

今日ご紹介するのはなんと...巨大な馬の肖像です。ホイッスルジャケット(馬の名前)は、美術史でもっとも有名な馬で、ロッキンガム侯爵の所有物でした。特に馬を専門とした画家のジョージ・スタッブスは、後ろ足で立つこの馬を無地の背景にほぼ等身大で描きました。1762年にスタッブスはロッキンガムに、彼の主な屋敷であるヨークシャーのウェントワース・ウッドハウスで“何ヶ月か”過ごすように招かれます。スタッブスは数多くの馬の肖像を描きましたが、ホイッスルジャケットの絵のこの雄大なスケールと無地の背景は、彼のいつもの馬の肖像においても、また彼の作品全体を通しても珍しいものです。馬は後ろ足を踏み込み前肢を高く上げた「ルバード」というポーズですが、首は鑑賞者のほうへひねられて、孤独と自由の中にもロマンティックさのある作品となっています。この絵にはロマン主義の兆候が表れており、絵画ジャンルのヒエラルキーの中で低い位置にあった動物絵への挑戦でもあります。
デイリーアートより

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