絵画からイメージ作曲2021.11.26(74)
「砂に埋もれる犬」ゴヤ 1823年ごろ
ちょっと前に、ワンちゃんの絵がありました。
「茶白のノーフォークまたはウォーター・スパニエル」 スタッブス
やっぱりワンちゃんは飼い主に忠誠を誓っている感じがしますね。
この絵も、
「あのー、沈みそんなんですけど。このままでいたらいいんでしょうか?」的な顔してますよね。
やっぱり私は犬派です。
おっとりとしていて少し危機感のある変ロ長調になりました。
『砂に埋もれる犬』は、70代半ばにさしかかったゴヤが1819年から1823年にかけて、家の壁に直接描いた『黒い絵』シリーズの1点。一人で暮らし、精神面と肉体面双方の大病に苦しんでいたゴヤは、死に対する恐怖を抱き、「聾者の家」に移り住むまでの過去10年にわたって母国スペインを苦しめてきた様々な苦難に悲観的な思いを募らせていきました。元々はもっと活気のある絵で室内を飾っていましたが、あるとき、今日『黒い絵』として知られ、強烈な印象を観る者に与える絵で壁全体を塗りつぶしていったのです。ゴヤはこれらの絵を公開するつもりはなかったので、彼が転居した後も50年間ずっとそこに残されていました。
デイリーアートより