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絵画からイメージ作曲2022.4.10(209)

「バルコニーの女性」カルス 1842年

バルコニーという言葉の響きだけで、
そこに物語が存在しそうである。
ただ腰掛けて自然を眺めている女性。
そこにある物語を感じられそうな作品。

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憂いを秘めたヘ長調になりました。

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囲われたバルコニーにいる、鑑賞者から半分顔を背けた黒いローブに身を包んだ若い女性のまなざしは、赤みがかった夕暮れの光溢れる高い空の下に広がる、遠い青灰色の山々に向けられています。物思わしげで哀愁漂う雰囲気が、自然界との孤独な対話を包み込みます。それを取り巻くのは——完全なる中世崇拝、ゴシック様式の城です。ロマン主義の中心的なモチーフとして、憧憬が耽美的で感動的な絵で表現されています。空想的な印象が前面に押し出され、鑑賞者は絵の人物に共感できるでしょう。
デイリーアートより

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