黄昏のレトロ自販機とおむすびの未来 【後編】
【1060むすび】ほろり(川口)スパム《連続1121日目!》
今年の夏はかなり暑い。
ラニーニャ現象の影響だとニュースでは言っていたけれど、地球温暖化がどんどん進んでいるのかもしれない。
日中の街は、ほぼサウナ状態だ。
少し歩くだけでも、汗が吹き出し、頭もボーとしてしまう。
危ない。危ない。
水分と塩分をしっかり取らないとね。
歩いていると、前の方に「氷」と書かれたかき氷のののれんと「冷やし中華始めました」の貼り紙が見えてきた。
日本の夏って感じ!
と思っていたら…
なにかが違う。
よく見ると「冷やし中華始めました」じゃないみたい。
「おむすびの自販機始めました!?」
というか、店頭ののぼりにデカデカと書いてあった。笑
「手作りおむすび自販機」
ずっとおむすびの自販機を探していたのだ。
実は、サービスエリアなどでよく見かけたニチレイの焼きおにぎり自販機が昨年をもってサービスを終了してしまい、世の中からおむすび自販機が消えてしまっていたのだ。
なんとかおむすび1000日チャレンジ中に自販機おむすびを見つけようと、レトロ自販機の聖地巡りなどをしていたのだけど…
(ぜひ、前編も読んでみてください)
結局、見つけることができず…
とうとう1000日を超えてしまった。
その探し続けてきたおむすび自販機が、今、目の前にあるのだ。
しかし、今なぜおむすび自販機が設置されたのだろう。
調べてみると、世の中は今、空前の自販機ブームになっているらしい。
外出自粛やテレワークの普及など人々の生活が大きく変わったことや、非接触などを実現できるということで自販機の需要が高まっている理由とのこと。
おにぎり自販機のサービス終了のすぐ後にやってきた自販機ブームの波。
なんとも不思議な巡り合わせだ。
このお店は、埼玉県川口市にある「おむすびほろり」
作りたてのおむすびが食べられるとのことで、以前にもリポートしたことがあるお店だ。
今年の2月のリポート時にはおむすび自販機がなかったので、最近設置されたものなのだろう。
どんな仕組みになっているのか、ちょっと気になるぞ。
見た感じは、パンなどを売っている自販機と同じタイプ。後ろから押し出されて落ちる感じかと。
なるほど。
18度前後に保たれる冷蔵機能がついているらしい。
それによって、外気温が30度を超えるような時でも、品質を維持したままでおむすびが販売できるとのこと。
どんなおむすびが売っているのかな。
ガラス越しに覗いてみる。
売り切れが多くて、置かれている商品は少なめだった。
今は、午前11時。
横の店舗がバリバリにやっている時間なので、そちらで多くのおむすびは売っているらしい。
消費期限間近の「お買い得おむすび」は自販機で売っていたけれど、この後の持ち歩き時間が長そうなので今回は見送り。
また、今度使ってみよう。
横のお店の中へ。
たくさんのおむすびが並んでいる。
どれも気になるけれど、せっかくなので自販機では売ってなさそうなおむすびをチョイスする。
スパムおむすび!
厚切りスパムとチーズとマヨネーズ!
これが、お米と合うんだよね。
気分はすっかりアロハ〜
円安とかで海外旅行に行きにくい時だけど、おむすびだったらハワイ旅行にすぐ行けちゃうよ。
ぜひ、いろいろな場所におむすび自販機を置いて、スパムむすびを売って欲しい!
時間や場所を超えられるおむすび自販機。
おむすびの未来が少し見えてきたかもしれない。
ご馳走たまでした!
もう一つの未来。
おにぎりロボットについては、こちらをどうぞ。
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