思い出の場所
「本園は9月1日をもって、閉園することになりました!」
丸広わんぱくランドといえば、バンダイナムコアミューズメントが運営する屋上遊園地で、1968年に創業され、51年の歴史に幕を下ろすことになるという。
2台の電動木馬、てんとう虫型モノレールや飛行機があり、なかでも小型の観覧車がある屋上遊園地は、現在では日本でも2台しかない貴重な存在。
子供たちが小さい頃は、よく丸広百貨店屋上遊園地に連れて行き、乗り物に乗せて記念写真を撮っていた記憶がある。屋上にはゲームセンターやペットも販売されていて、さまざまな種類のイヌ、ネコ、ハムスター、鳥、うさぎ、魚がいて癒しの空間を作っていた。実際に見たり、手に取って触ってみたり、鳴き声を聞いたり、抱っこをするのが休日の過ごし方の定番になっていた時期があった。
子供が大きくなってくると、川越の菩提寺に墓参りをした後に、食事は丸広の食堂に行って店内の洋服や小物を見て帰ることが多くなり、あまり屋上まで行かなくなった。特にお盆の時期などは、屋上は猛暑でインドのような暑さなので、どうしても足が遠のいてしまう。店内の冷房の効いたところのほうが、快適に過ごせるということもあり「丸広わんぱくランド」は、ご無沙汰してしまっていた。
「いつまでもあると思うな親と思い出の場所」だとつくづく思います。