イメコンのサロンへ行った 当日編
はじめに
来年は自分の人生の節目にしようと思い、まずは見た目だと思った。
PC診断を受けてより一層可愛くなった友人に影響を受けた。私は化粧映えしない。どんだけ塗っても垢抜けないし、同世代と比べて地味だった。
PC診断と顔タイプ診断と骨格診断と化粧レッスンを予約した。
後で後悔したくないので、頑張って自己投資した。
事前アンケートに答えて、備えていた。
これだけ払ってもなにも変わらなかったらどうしようと、楽しみな気持ちより不安な気持ちの方が強かった。
PC診断
当日、いつもより濃い目の化粧をして出発。
先生はアイシャドウが映える美人だった。
PC判断は色んなサイトで自己診断していた。
いつもイエベ春だった。
プロの見立てによると私はブルベ冬らしい。
ショックだった。
下地、ファンデもオークル系を選んでいた。
大学一年生のとき、ピンクオークルの彩度明るめも白浮きしており、早々に捨てた。そしてオークル系を選んだのだが…。
八年間も肌に合わない色をつけていたことになる。
メイクも紫を差し色にすることを勧められた。
塗る以前に私には似合わないと思っていたのでただただ驚いた。
正直カラースケールによる違いは感じなかった。
今でもブルベ冬の人は〇〇な特徴を持つ人が多い!という記事を見てはげんなりする。それらに当てはまっていないのに、肌はブルベなのである。自己診断は当てにならないととつくづく感じる。
まさか自分がブルベ冬だと思わず愕然としたが、成人式で着た着物は確かにブルベ冬の得意とする色だった。更に卒業式は紫の袴を着ていた。
それらは母や叔母の振袖だったし、祖母の似合う色もブルベ冬に合致している。実は親子三代ブルベの可能性がある。
骨格診断
眼鏡を買い替えましょう、ともアドバイスをもらった。今の形は似合うフレームではないらしい。
いろんな物を買い替えなくてはいけない。
自分なりにPC診断大金を払ったつもりが、その先にも出費が待ち構えていた。
トータルでファッション、メイクのアドバイスがもらえるので今後のビジョンが明確になった。
遠くから見て羨ましかった中性的なファッションも似合うと聞いて、嬉しくなった。
とりあえず、地味!職場に合う服!!を選択していたため、「黒も似合います」と言われた時は驚いた。モード系も行けるらしい。でも婚活でキメすぎてもよくないらしい。難しい。
noteでPC診断で検索しまくったが、「答え合わせ」というワードをチラチラ見た。私の場合、イエベ春という思い込みが強かったのでカルチャーショック級の衝撃だった。
メイクレッスン
なによりお金を払って良かったと思ったのはメイクレッスンである。
家族はあまり化粧に凝る人ではない人や、化粧がうまくても教えることが好きではない人だった。
結果的に大学生の頃、就活メイクの講習会でしか習う機会はなかった。しかもそれはフルメイクしてもらう場で、筆の持ち方を教わるような場ではなかったのである。
私なりにネットで情報は集めて基礎的な商品を買い集めて塗っていたが、はじめにで書いた通り化粧によるメリットを感じなかった。
手間をかけるときつい顔の女がひとり仕上がるだけである。もうこれは私の顔の特性だからしょうがないと思っていた。私はアイドルではないし、そんなもんだと。
メイクレッスンは本当に大変だった。
できていないことがあまりにも多かった。
筆を毛が並行になるよう横に持つ、アイシャドウのブラシは実は目尻の向きが存在する。
顔にすぐに塗らず、手をパレットとして用いる…。小鼻と目と口元をしっかり厚めに塗るとすっぴん感は無くなる…。
集中力と精神力をかなり持っていかれた。
眉毛を整えて行ったつもりがまだ甘かった…。
ヘロヘロになって帰った。
価値観のぶっ壊れ、化粧の技術習得…。
くらくらした。
後編に続く