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障害者雇用で働くということ①


就労移行支援事業所に
通っている間
就活をしていく中で
障害者雇用の
様々な情報を得て
知識を付けてきた。

障害者雇用とは
メリットがあり
勿論デメリットもある。

メリットは
障害をオープンにして
働く事により
職場の理解が得やすい等。

反面デメリットは
1番よく言われたのが
一般枠の仕事と違って
物足りないとか
「やり甲斐」を
感じにくいという事。


無理のない仕事を
無理ない範囲で…。
という「配慮」が
実は「やり甲斐」の欠如に
皮肉ながら繋がってしまう。
あくまでも私見だが……。

特に
今まで一般で
バリバリ働いてきた人にとっては
感じやすいのではないだろうか。

バリバリ働きすぎた結果
病気になってしまったとしても
恐らく障害者雇用で
初めて働き始めた時に
ぶつかる壁のようなものなのでは
ないだろうかと感じる。

(企業の障害者雇用に対する
受け入れ態勢によっては
やり甲斐をも感じる
風通しの良い
職場もあるのかもしれないのだが…。)


私はバリキャリでもなんでもなかった。
しかし、与えられた業務には
全力で取り組みたいと思っていたし
会社に貢献したいという思いで
働くタイプだった。


実際
一般企業の障害者雇用で
働き始めて半年。

就労移行支援事業所で
情報収集してきた事が
現実なんだと改めて思う。

私の務めている会社は
私を含め
障害者枠で勤務しているのは
3人。
一般企業のオフィスで
総務の補助的な仕事をしている。

産業医在中ではなく
障害者雇用だからといって
特別な環境ではないが
リフレッシュルームや屋上
ベッドがある休憩室があり
どの従業員も
疲れたら休んでもいいよ
というスタンス。

傍から見たら
環境は良いし整っている。

しかし……
障害者雇用の仕事と言うと……
業務量や質。

やはり
「配慮」なのか
「腫れ物に触る」……なのか
与えられるものは物凄く少ない。

何か出来る事がありましたら……。
手が空いておりますので何かございましたら……。

何度声を上げてきただろうか……。

そのうち新入社員が入ってきて
益々何かを教わる機会がなくなった。

新入社員教育に
私を構っていられないのだ。

最初は
何もやることがない。
何も任せて貰えない。
何故雇われてるのか。
私は何も出来ない人間なのか。
そうか。私は即戦力でもなんでもないのか。
と日々落ち込んでいた。
医師に相談し投薬も増えていった……。


休みの日には
出かける気分になれず
何もせず過ごすことで
余計に自己嫌悪に陥りやすく
丸一日うつ状態が酷く
急性期に戻ってしまうのではないかとか
希死念慮が再来するのではないかと
怖かった。

かと言って……
仕事に行ったところで
何もやることがなくて落ち込むのだが……。


そんなこんなで
3ヶ月位はその繰り返しだった。

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