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希望を持って今日もスタートアップで働く。

24歳になる直前に人生初めての転職をしてから間も無く30歳を迎える今日までいわゆる「スタートアップ企業」で働いて約6年が経ちました。
初転職の当時は溢れ出す自意識過剰な自分を抑えきれず(今は自覚はできるようになった?)人生の主人公を謳歌しながら過ごす日々でしたが、ようやく落ち着いてきました…

※転職後に初めて書いたnoteは黒歴史ですが、恥ずかしげもなく書けており、当時の自分の心の純度が100%に近くてもはや尊い。

絶賛3連休に入り、自分の娘がもうすぐ5歳になるこのタイミングで義姉の家にひとりで泊まりにいくという「はじめてのおつかい」のようなイベントが我が家で発生。寂しくなって泣き喚く娘の姿を僅かに期待してていたのに、「あと1ヶ月ぐらいは泊まりたい」という娘から伝言を先ほど聞いて、ぐちゃぐちゃの感情をなんとか保つため「なぜスタートアップ企業で働くのか?」というテーマでnoteを書いています!(はやく帰ってきてーー…いかんいかん子離れのチャンス…という感情をループしながら書いています…)


なぜスタートアップ企業で働くのか?

さて、本題に戻ってなぜスタートアップ企業で働くのかというのを最近あらためて考える機会が多く自分の中で整理していました。
割と心配症なので夜ふとした瞬間に「財務が安定している倒産リスクが低い企業」で働きたいという気持ちを心の中で抱えることもあり、自分は根っから「スタートアップで働くことが天職です!Let's挑戦!」という人間でもないです。

それでもなぜ、今、スタートアップで働いているのかと考えてみたときに「希望を持って働きたい」という感情が強いことに気づきました。

スタートアップに転職する理由を聞かれて、よく最初の頃は「もっと自分を成長させたい」や「裁量を持って働きたい」というどこかの誰かの言葉をありがたく拝借していたのですが、もっと感情の仮面をめくっていくと「自分を必要としてほしい」「もっと俺を見てくれ」という感情があり、その仮面をさらにめくったあたりには、「希望をもって働きたい」という感情が存在しているのです。

この感情の裏側には、もともと将来に対する閉塞感があったのかもしれません。学生時代の卒業アルバムには社会情勢が書かれた年表みたいなものがありましたが、ポジティブなイベントとしてはスポーツ関連の記載が多く(野球部だったのでイチロー選手の262安打やWBC優勝はよく覚えている)、経済面で良いイベントとして書かれていたものはなかったように思います。

「バブル崩壊」や「リーマンショック」という不景気に関するワードはよくニュースで聞いていましたが、好景気に関するワードは桃鉄ぐらいしか聞けないない世界線で生きてきました(ちょっと大袈裟かも…)。トータルとして日本の将来をとっても明るく語られる場面よりも、いかに世界より遅れており劣っており成長していないかを語られる機会の方が多かった記憶があるのです。

「希望を持って働きたい」を叶えるのが、スタートアップだった。

そんな中で社会人になった自分に希望を持たせてくれたのが、スタートアップ企業の存在でした。特に2016年ぐらいからITスタートアップ業界に興味を持ち、「メルカリ・Sansan・ビズリーチ」といったスタートアップ企業の特集をみるようになってから急速に自分の中でも何かが変わっていった気がします。

※2016年の大型調達企業を見ると当時のワクワクがやはり蘇ってきます…

まだ世の中にないサービスを開発して、自分達のサービスで日本や世界が変えていく姿には、これまで感じていた閉塞感を吹き飛ばしてくれるような爽快さを感じたのです!20代・30代の同世代が躍動する様子を見てとにかく未来にワクワクできるようになった感覚があったのです!

現在、個人的に起業家として何かを成し遂げたわけでもなく、スタートアップ企業でいち会社員として働きながら、時々自分の選択に対して悩むところは変わらないのですが、「希望を持って働くことができている」というのは当事者になって間違いなく実感できています。

実際に働いてみると、「今日より明日をよくする」ということに愚直に取り組む日々に追われるのですが、取り組んだ先の希望があるからこそ頑張れるんですよね。

子どもたちが将来にワクワクしてもらうために

自分の子どもにもできる限り未来に対してワクワクしてもらいたい。その時に重要なのは、決してスタートアップで働くこと自体ではなく、「希望を見せられる大人」を増やすことが重要じゃないかと思っています。

自信を持って「将来は明るいよ」と子どもに語ること、そして確かに前進する姿を見せることが、年齢を重ねるにつれて閉塞感を感じるようになるあの感覚を吹き飛ばしてくれるはずです。
ささやかなでも希望を持ちながら生きていくこと自体がとっても難しいのですが、心の純度100%で、少し恥ずかしいぐらいの大人として頑張っていこう。

「初心忘るべからず」

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