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アナバスについて1
アナバスの前前世の生い立ちはそれは悲惨なもので、双子の弟は大切に育てられたけど自分は酷い不潔な環境で残酷な仕打ちも受けて育った。
でも双子の弟が死んでしまって瓜二つのアナバスの魂の人が引き摺り出される。もうその頃には完全に人格は破綻していたので、宗教の最高司祭という地位に立って無茶苦茶する。
残虐で非道な行いをしまくって、ある日レイティアの魂の人を見つけて多分惹かれる。
好意の示し方なんて知らない彼はただただ傷つけるような事しか出来ない。
なのでせめて世界で一番憎まれて、殺して貰いたくて更に非道な行いを続けて、最後に追い詰められた時、
レイティアの魂の人は彼を赦す。
アナバスの魂の人にとってそれは彼女の特別にはなれなかったという事で深く深く絶望して、結局自殺する。
報われない魂は深く深く絶望したまま、生まれ変わる。
生まれ変わってレイティアの魂と同じ体を共有する事になる。
ひたすら拒否し続けるアナバスの魂は、長い年月をかけて、レイティアの魂と一緒なら生きてもいいな、位の前向きさにはなる。
そして、アナバスとして生まれ変わる。
アナバスの幼さとレイティアに対する執着はこういう所から来ていて、レイティアにべったり甘えてしまうのは仕方がないと、筆者は思ってるわけです。
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