うらら迷路帖を読んだ
「うらら迷路帖は全巻読んどけ」
ときららのオタクが言ってたのでアニメしかみてない僕はうらら迷路帖を芳文社公式アプリコミックFUZにて購入し、全7巻を読みました。
アニメでは九番占試験を合格して終わりましたが原作ではその後、九番占の塾(学校)へ入り新たな仲間 臣と共に立派なうららになるために修行に励みます。
うらら迷路帖を全巻読んでみて思ったのが原作漫画読んだ人とアニメだけの人での感性がだいぶ違う作品だと思った。
別作品でいうと桜trick。あれはアニメもいいが原作のストーリーが素晴らしい。
うらら迷路帖はアニメでも初期でも言ってた「お母さんを探す」「一番占になる」「うららの禁忌」を終盤でちゃんと回収したりと丁寧に描かれていた。
アニメでも見た十番占編も良かったけどそれ以降の九番占も自分たちでお店を経営する八番占編もおもしろかった。試験に受かって昇格すると彼女たちの過ごす舞台が変わるって日常漫画だとそうそうないから珍しかった。
うらら迷路帖とは日常漫画なのか。と言われるとそうかもだし「占い」「うらら」という独自の世界観で展開されているため、きらら漫画としても異色なのではないか。
一番占は神の花嫁、など神様にかかわる女の子。すでに決められている運命。
それでも抗う千矢たち新米うららは真実を突き止めるために神様と化け物、迷路町に立ち向かい、その後もその前の修行でも自分の道を進む姿は強い女の子の姿だった。
(ゆゆゆ 結城友奈は勇者である を思い出したけどここではそのことは置いとく。)
最終巻読んでやっぱり千矢も紺も小梅もノノも臣も強い・・・!
個人的に小梅のマリへの感情が思ったより重い。一年に365通手紙を出すところとか
その名の通り迷路町であり、摩訶不思議な場所。そこに住む残酷な運命と結末があったとしてもこの街が好きだから一人前のうららとして最終話に成長した姿を見せられたときはさすがに胸にきた。最終話で数年後のキャラの姿をやるってあるあるだけど思入れがあるほど、成長したキャラを見たときの感動はデカイ。
わりかしネタバレをしてしまったがあらためて、全巻を読み終えて私はこう思う。
「うらら迷路帖は全巻読んどけ」