まだ見ぬ鳥を求めて「のんほいパーク」へ向かう(前編) ~実写版ウイングスパン~
とある日の朝
顔を洗おうと洗面台に向かい腰を曲げたところ
数年ぶりに引いてしまいました。
1/8,192のPGGフラグを。
PGGとは
プレミアムぎっくり腰
のことです。
おそらく人生で通算7回目ぐらいのぎっくり腰だと思うので落ち着いたもんです。程度も軽めだったので、ああこれぐらいなら全治10日ぐらいかな。と冷静に分析しておりました。
ぎっくりプロともなると湿布もコルセットも痛み止めも必要ないのですよ。いや安静にはしてなきゃいけないんですけど。
ということでぎっくりホヤホヤ状態ながら向かうことにしました。
のんほいパーク(豊橋総合動植物公園)へ!!
いやいや安静にしてなきゃいけないって言ったばっかりじゃないですか。
その舌の根の乾かぬうちに出掛けるですって?
しかも動物園に?
それも一人で?
うるさい!
いいだろうが一人だって!ほっとけ!
日本だと「おひとりさま」なんて悲しいニュアンスで揶揄されることも多いけど英語圏だと消極的一人のlonelinessと積極的一人のsolitudeという認識の違いが広く浸透していてだなぁ、
まぁまぁそれはいいですわ。
とにかく行くことにしたんですよ。
理由は青春18きっぷがあと1日分残っていて、期限がこの日までだったから。もったいないオバケに憑りつかれている身としては使わずに終わるなんて無理な話です。
念のため言っておきますが、ぎっくりビギナーの人はおとなしく病院にいってくださいね。真似しないように。
自宅から最寄り駅まで歩いて向かう道中に小鳥が
ツグミかな?
警戒心低めでちょこちょこ歩いている。かわいい。
最寄り駅までの20分強を歩いてきたのは一応腰の調子を確かめるためです。直立姿勢ならほとんど影響が無いことがわかり一安心。
愛知県の金山駅でJR東海道本線に乗り換え豊橋駅へ。
そこでまた乗り換え二川駅へと向かいました。
改札を抜ける前からちょっとアニマル感が出ています。
キリンしかいないけど。
駅から出ると今度はアニマルじゃないものがいました。
ダイナソーでお出迎え。こりゃ一本取られた。
のんほいパークをただの動物園と思うなかれ。
動物園・植物園・遊園地
そして恐竜の実物化石や隕石が展示してある自然史博物館までもが内包されているのだ。総合動植物公園の名はダテじゃない。
それなのに入園料は大人600円・小中学生は100円。
値段設定ぶっ壊れてないか?心配になってしまう。
歩くこと10分弱、ゲートに着きました。
チケットを購入して入場しましょう。
ケガ人1枚、じゃなかった大人1枚ください。
園内広いなー。
とてもじゃないが半日じゃ回り切れない。
中央の噴水まで続く通路のスケール感がこれですから。
それではまず最初に目に入ってきた
夜行性動物館なる建物に入ってみます。
建物内は昼夜を逆転させており昼間は真っ暗。通路に安全のため最小限の明かりがあるぐらいで、3分ほど目を凝らさないとガラス向こうの展示は見えてこないほど。
こりゃあまともには撮れないなーと思いつつもフィルム代がかからないデジカメの利点を活かし何枚か撮ってみました。
ね?こんな感じの暗さなんですよ。
なんの生き物かさっぱりわからないでしょ?
ご安心ください。
編集で明るくしてもなんの生き物かさっぱりわからないんです。
ウサギの耳が付いたブタみたいなものが
右を向いて寝そべっているように見えるでしょ?
それもそのはず
ウサギ耳のブタが右を向いて寝そべっているんですよ。
ツチブタという生き物だそうです。
こんな得体のしれないものが真っ暗な空間でガラス1枚隔ててゴソゴソ動き回っているんですからマジで結構怖いです。
私の後からお子様連れが4組ほど入って来られましたが、入るなりお子様が「怖い怖い!!」と言い出し2組は入口から出て行ってしまうほど。
「怖いだろ!俺だって怖いよ。」
おもわずMOTHER2のポーキーのセリフを口走ってました。
そんな暗さだから写真は難しいので、無理やりに撮影した数枚だけ載せて次に行きましょう。当然ですがフラッシュや補助光はご法度でござんす。
ISO12800でMF、シャッター速度0.8秒~1/6秒ほどの手持ち撮影。
ツチブタの写りがかわいそうすぎるので公式画像を貼っておきます。ちなみにサーバルはお引越し中とのことでいませんでした。新たにサーバル舎なるものが建設中なんだとか。
さて暗黒の世界を抜けてシャバに帰ってまいりました。
目に入ってきたのはミーアキャットです。
そうそうミーアキャットといえば直立して辺りを警戒し、
ってキミ座っとるやないか!
なんだそのでっぷりとした下半身は! だらしない!
次いで大きめの鳥が登場。
ホオジロカンムリヅルがとても気に入りました。
ウイングスパンのアフリカエクスパンションにはぜひとも入れてほしい。
残念なことに年々生息数を減らしている絶滅危惧種だそうです。
続いて目に入ってきたのはちょびヒゲのおっさん。
じゃなくてパタスザルという猿でした。
どうですかこの表情。
完全に晩飯を食べながらテレビで野球中継を見てるおっさんでしょ。
あっ応援してるチームが
エラーをしたようです!
何やってんだバカヤロー!という大声が聞こえてきそう。
ちょっとうるさいわよ。と言いながら子の毛づくろいをする母ちゃん。
どこにでもあるような 家族の風景
チンパンジーエリアに到着。
すると備え付けの遊具で遊ぶお子を運よく連写できました。
拡大して見るとわかりますが、左右の指1本ずつに全体重をかけています。痛くないのか?さすがチンパンジーと思って見ているとやっぱり少し痛かったのか2回目は持ち方が変わりました。
その後母親のもとに向かうお子。
卵のように丸まっている。
霊長類続きでマンドリルエリアに到着。
園内を歩いていると突然頭上の木がバサバサと揺れました。
うおっなんだ!?カリフォルニアコンドルか!?
と思って反射的にシャッターを切ると
なんだキジバトかい。なんの変哲もないな。
テクテク歩いているとまたしても頭上の木に気配が。
うおっなんだ!?ボネリークマタカか!?
と思って反射的にシャッターを切ると
なんだヒヨドリかい。何の変哲もないな。
さて次に頭上に来た野鳥はこちら。
またしても何の変哲もないシジュウカラ。
と思いきやひとつ変哲がありました。
なんとこのシジュウカラの背後2mにメスライオンがいたのです。
志村ーーうしろーー!
と言ってもライオンが小鳥なんか襲うはずないけど。
いややっぱ見てるって!
マジで見てるって!逃げてーーー!!
無事に逃げきった志村けんシジュウカラを見て胸を撫でおろします。
命からがらシジュウカラとはまさにこのこと(?)
ちょっと書くのに疲れて何を言ってるかわからなくなってきたのでここまでを前編として一旦閉じます。後編はもう少し鳥が出てくると思いますのでぜひご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた。
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