ウイングスパンアジアの鳥カード90枚を飾るため額縁を作ってみた
どうもこんにちは。
今回はちょっとしたDIYの話です。図工は4でした。よろしくお願いします。
【前回の記事】に書いた「その他やってみたいこと」がこれですね。いつかアナログ版ウイングスパンを買ったらやろうと思っていて、カードのイラストがとても素晴らしいので箱にしまっているよりは見えるように飾っておきたいのですよ。
そのための額縁を作るとなると相当デカくなるだろうなーとは思いつつやってみることにしました。昔は工作ごとをよくやっていたのですが、最近はまったくなので5年ぶりぐらいの木工DIYという感じ。
ということで早速材料を買いに行きました。
大まかにはこれだけ。
・赤松材の胴縁16×40×3,985mm
・硬質塩ビ板1mm厚450×900mm
・プラダン3mm厚350×500mmが3枚
木材は数年前から小売価格が高くなっている印象なのでなるべく安いものをチョイス。胴縁はこの長さで398円でした。
裏板も普通はベニヤ板を使うんだろうけど今回はプラダン。しかも大きい一枚板を切るのではなく、ダイソーで110円で売っている小さいものを3枚はぎ合わせるという荒技。見えないとこはこんなもんでいいでしょう。
ガラス代わりの塩ビ板も最低限の1mm厚。アクリル板や分厚いものは使いません。いや本音を言えば2mm厚を使いたかった。が、これも値上げが厳しいので断念。
それでは加工をしていきます。
胴縁を45°にカットします。90°と45°はよく使うので両方に対応した定規が便利。丸のこを出したり片づけるのが面倒なので手のこで切りました。しかもアサリの無いダボ切りのこなのでガイドの定規を当てたまま切れます。これにより垂直もそんなにズレないはず。
切り終わったら裏面のくぼみをつけるためにトリマーで加工をします。といっても私は持っていないので、ホームセンターの工作室を利用してトリマーを借りることにしました。利用時間が30分を超えると追加料金が発生してしまうので作業中の写真を撮る余裕は無し。
余分な部分をカッターで切り取ってこんな感じ。深さは9mmほど。この加工は手工具では非常に厳しいので、電動工具さまさまですね。
4本とも加工が終わりました。横向きに置いてますが出来上がりは縦長の予定です。そちらのほうが目を引くだろうと思ったのと、飾る予定の場所的にも縦長が都合がよいので。
続いてサンダーで磨きます。これは持ってたので自宅の室内で作業したんですが、粉塵が舞ってエラいことに。おとなしく(?)やれば大丈夫かと思ってましたがダメでした。それどころか付属の集塵袋も付けていなかったことに気づいたのは作業が終わったあと……。
やはり屋外でやるか、せめて集塵機を用意しましょう。横着はダメよ。
それでは木工用ボンドと波釘を併用して固定していきます。コーナークランプとかのシャレたものは無いので適当にやっていくのである。
割れたらショックなので下穴を開けて打ち込みます。
打ち込みました。結構ガンガンうるさいので周りに注意。
4か所とも固定して組み立てたらボンドが完全に乾くまでの間に塩ビ板を切っていきます。木枠の内寸を実際に測ってちょうどはまるサイズにカット。
はまりました。
次は裏板となるプラダンの加工。切ったり繋げたりして塩ビ板と同じサイズにしていきます。
裏板ができたらば、肝心のカードをキャッチする部分を作ります。いろんな方法を考えましたが、今回はこのように細く切ったプラダンに切れ目をいれて挟み込む方式をとりました。
特別な材料もいらず加工も簡単。カードに粘着剤が付着する心配もない。このやり方を思いついたのもこの額縁を作ろうと思い立ったきっかけのひとつでした。
この細長いパーツを裏板のプラダンにたくさん貼っていくことで、鳥カードをザクザクと差し込んでいけるというわけです。
これで形は出来上がったので、組み立てる前に木枠に色を塗っていきます。
色はアジアのパッケージをイメージして赤っぽく塗っていきます。買った塗料は下段の4本。チョイ塗り用という感じで少しダークなピンクがホームセンターで売っていたので買ってみました。が、結局ほとんど使いませんでした。
上段の塗料はアクリルガッシュ絵の具です。10年ほど放置されていたもので、使わないとゴミになってしまうので木材を塗ってみました。想定されている用途とは違うと思いますが、使いやすさやマットな仕上がりがいい感じで気に入りました。
かなり水を多めにしてシャビシャビで塗っていきます。それでもなかなか伸びないので塗りづらい。単色ではなくてグラデーションで塗るので、多少雑に始めてもごまかしが効きます。
塗り終わったところ。グラデーション幅を大きくとったほうが見栄えがいいような気がして、パッケージの色よりも薄いほうはより薄く、濃いほうはより濃くするように途中で方針転換しました。
それでは裏面に金具を取り付けたりヒモを取り付けたりして組み立ててみましょう。
じゃあ~~~~~ん
おお~~~
何やら迫力はあるけど思っていた感じとは少し違うな…。裏板の黒い部分が少なすぎてほとんど白い面で埋め尽くされてしまいました。なかなか思い通りには仕上がらんものよ。
なんか小学館の雑誌付録についてそうなポスター感があるな。学研みがあるというかジャポニカ学習帳感が漂うというか。
ならば部屋を暗くして暖色の光で撮ってみよう。
近くで見るほうがいい感じですね。
美しい鳥たちが並んでくれるだけでうれしい。
やはり箱に収納してしまうより見ていたいのよ。
ということで結構大変でしたが作ってよかったです。市販の額に好きなカードを数枚入れるだけでもステキになると思うのでウイングスパンを持っている人はぜひやってほしいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた。