【記録】カナダでファームステイ①【WWOOF】
6月、カナダ・オンタリオ州のファームへ3週間のWWOOF体験をした。
夫婦揃って初めてのファームステイ。
ホストは英国出身のご夫婦で2人暮らしをしている。私たちは娘さんが使っていた部屋を使わせてもらうことに。
ガーデンは新緑が広がっていてキラキラしていた。広々とした土地。眺めているだけでリラックスできる。そして様々な鳥の囀りがBGMとして聴こえてくる。
キッチンの小窓から、いろいろな鳥が餌を食べにくる様子が見られた。初めて見る美しい色の鳥に感激していたら、ホストマザーが野鳥図鑑を広げて教えてくれた。鳥以外にも、チップ(シマリス)や野ウサギも時々遊びにきた。夜は部屋から蛍鑑賞ができる。こんな癒しの世界があっただなんて。今でも夫と「あそこは天国だったね」と回想する。
ここでWWOOFer(ウーフをする人)は私たちだけで、かなりアットホームな雰囲気だった。夕食は一緒に食べるスタイル。これぞホームステイしてる!って感じだった。昔、「留学したいな」って憧れてた時に想像していたやつがやっと実現した。
夕食はちょっと緊張だった。最初はテーブルマナーに不安がありすぎてアタフタ。当たり前だが基本はフォークとナイフを使用することに文化の違いを実感し新鮮な気持ちになった。ホストファザーが作る料理、これがまためちゃくちゃ美味しかったな。庭で育てているハーブを組み合わせて使っていて、私も日本に帰ったらハーブを育てようと誓った。
さて、ファームのお仕事について。まず、ひろーーーいガーデンの他に、ベリー農園もある。土地広すぎ。これを全部管理するのすごい。
一番行った仕事は、畑の草むしり。これが大変だが大切な仕事。無農薬で作っているから除草剤も使わず、すべて手作業なのだ。ベリーの葉っぱにはキャタピラー(毛虫)がいるしビビリながら行っていた。おかげで少し虫に強くなったかも。
他には野菜の植え替えや水やり、収穫もお手伝いした。まだ6月なので収穫できるものが少ないので苗の手入れがメインだった。
こんな可愛い発見も!
毎週日曜日はファーマーズマーケットの出店をお手伝いした。ホストファザーが早朝に焼いたスコーン、自家製のホットソースやジュース(自家栽培のペッパーやベリーを使用)、野菜やベリーのプランターを売る。英語がわからぬ私たちでも、どうにか地元の人たちとお話ができた。日本人は全くいないし、カナダのローカルな雰囲気を感じた。お客さんも店側もマーケットを楽しんでいる。私も夫も、ここのファーマーズマーケットが大好きだった。
3週間は毎日が濃くて新しく学ぶことだらけだった。農業もそうだが、特に文化の違いを感じることが多かった。ほんのちょっとした行動や振る舞いすら違って、受け取り方も変わるんだということを身をもって知った。それは一緒に暮らしたりしないとなかなか分からないことかもしれない。
ホスト達と共感し合えるということも嬉しかった。分かり合えたり理解し合える。当たり前だけど同じ人間なんだなって。今まで、無意識に相手を「外国人」と身構えていたようだ。とくに初日、「外国人の家だ」「初めて外国人と一緒に食事をする」なんて心の中でいちいちその修飾語がくっついてきた。どうしてもそういう、「外国」っていう意識が存在していたようだ。でも、日を重ねるうちに、一緒に生活して仕事をしていくうちにそれは変わっていった。
◇◇◇
今回はウーフについて振り返りました。
この翌月には2回目ウーフを新たな場所で体験してきたのでまたそちらも記録したいと思います。
それまでは都会でのウーバーイーツ配達生で若干弱っていた私の身体でしたが、こんな変化も感じられました。
ホンマかいなって話やけど、毎日早寝早起きし無農薬の野菜も食べて身体を動かしていたからか、心身ともに調子がよかったです。
またいつか、遊びに行きたいな~。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?