【記録】カナダでファームステイその②【WWOOF】
カナダワーホリ中の私たち、7月にまるっと1ヶ月間のウーフへ行ってきた。
今回はサスカチュワン州にある田舎町。
ホストの方からスカウトをもらい決まった。
プロフィール更新したり現在進行形でWWOOFしてたりするとホストさんから見つけてくれやすくなるのか、スカウトメールをときどきもらうことがある。
正直「そこはどこ?」が本音で、Google MAP検索かけてもピンと来なかった。
サスカチュワンお住まいのみなさん失礼しました。まあカナダは広いこと。
これからサスカチュワン州に行くよってカナディアンに言ったら、びっくりされて、「広ーい空と広ーい大地だよ」って教えてくれた。
***
当日、レジャイナの空港にホスト夫婦が迎えに来てくれた。そこから車で3時間かけてファームへ。
3時間、同じ景色が続く。
本当に広ーい空と広ーい畑だ。目に映る全てが夏の色。わぁー!わぁー!って車内でひたすら感動。サスカチュワンはキャノーラが特産物。
この時期は菜の花がたくさん。
水色の空に黄色いお花
なんて贅沢な景色なのだろう
これを見られただけでも満足してしまう。
今回のファームは夫婦で営んでいるところ。野菜やベリー、エッグなどなど。畑は広い広い敷地内にひとつと、数百メートル先の距離にもうひとつ。とにかく壮大すぎて、自分たち人間がちっぽけに見えてくる。
敷地内のその辺にニワトリが数羽放し飼いされていた。ニワトリって英語でなんて言うの!?と思ったが、普通に「チキン」だった。ホストいわく、以前は本当はもっといたけれどキツネに襲われてほとんどいなくなったとのこと。キツネさんが普通に出てくるようだ。
到着するとウーファーが2人見えた。
ドイツから来た男の子とカナディアンの青年。
ドイツの子は英語を学びにきたそうだ。といっても私たちからしたらめっちゃ喋れてる。カナディアンの青年は、日本語を勉強中とのことで、なんだか親やすい雰囲気を感じた。
今回の私たちの住まいはトレーラーハウス。これは想定外。あれ?情報と違う…と思いつつも、トレーラーハウスを私たちのために用意してDIYしてくれてたそうだ。中は綺麗で寝心地も悪くなく、実際よく眠れた。
トレーラーの目の前にはすでにグースとチキンたちの溜まり場が出来上がっていて、私たちが通る度に警戒してくる。これでもかってくらい鳴き声が大きいのだ。でも2週間くらいで覚えてくれたみたいで逃げなくなったから少しは慣れてくれたかな。彼らが1番のご近所さんでしたね。
そうそう、フライ(ハエ)も多かった。此奴らとはお友達になれませんてした。トレイラーの窓を閉めてもどこかしらから侵入してくるから常に戦ってちょっと疲労したわ。
まぁ夏だし外にはそこらじゅうにグースたちのフンも転がってたからね。
この夏は熱波がカナダに来ているとかで、ここも日中は30度超えることも。そんな日は、早朝から仕事を始めてお昼に終了というスケジュール。午後はけっこう空き時間があった。
空き時間はリビングで英語の勉強をしたりみんなでフリスピーとかもしたなぁ。
途中でまたウーファーが来たり。多い時は総勢5人のウーファー。賑やかな夕食時間でしたね。
食事はホストマザーがつくってくれるのだ。
みんなでローテーションでお手伝いをした。
ホストマザーもめちゃくちゃ優しい。
ゆーっくり喋ってくれるから話しやすかった
いくつかレシピを教えてもらった!
毎週末はクックアウト。
クックアウトとは造語なのかな?
日が暮れるなか、火を囲んでみんなでホットドッグをいただいたり、マシュマロ焼いてスモアにしたり。楽しかったなぁ。
ホストファザーがおしゃべりな人でいろんなストーリーを話してくれる。
私と夫は理解するのに必死で、会話に入れないもどかしさはあったけどあれでだいぶ耳が鍛えられたわ〜
コミュニケーションの難しさに弱音を吐くこともあったけれど、経験できてよかったと思う。
***
ファームの仕事内容は、まずはやっぱりウィーディング(草むしり)。
6月7月は雑草が最も生える時期だそう。
5時間ずっと草むしりなんて日もあった。
でもそれが大切で野菜が育つんだよって言われて頑張るぞ!って張り切った。
毎日同じ作業てわけでもなく、収穫して洗ってパッキングしての作業もたくさんやった。
とくにここで取れるビーツがおいしかった。
とてもあまくて生でも十分味わえる。
最後の方は草刈り機を使えるようになった!
ラズベリー摘みも仕事の一つ。
ラズベリーの他に、サスカトゥーンベリーも栽培されていた。ウーファーのイタリアンガールと、草むしりをしょっちゅう抜けてつまみ食いしまくってたのが懐かしい。
サスカトゥーンベリーは家庭用で育てていたみたい。ホストマザーがこのベリーで作ったクランブルが最高に美味しかった。
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毎日広ーい空を見て過ごす。
夕焼けも堪能。9時前くらいに日が沈んだ。
1日1日がとても長くて充実していた。
最終日はホストマザーがサスカトゥーンの街まで送ってくれた。
サスカトゥーンで1週間滞在すると話したら野菜いっぱい持たせてくれた。
最後はホストマザーとハグをしてお別れ。
カナダのお父さんとお母さんのような温かくてホスピタリティに溢れたお二人でした。
生き生きとした野菜たち。
そして、かわいいネコちゃんもいました。
こうして2回目のウーフは終わりました。
次回は11月から3回目のウーフ予定!
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