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秘書目線で見た「一流企業」の見分け方。

珍しく仕事ネタ。
仕事柄、名だたる企業のトップ(または幹部役員)が当社に来社いただく機会に遭遇することがあります。どこの会社がどうだとは言いませんが、そういう方々を見ていると共通点がいくつかあります。

一、物腰が柔らか。だが、鋭い何かを持っていて、只者ではないなという空気を纏っている。

一、お酒好きだと話しぶりで、すぐわかる。(お茶出ししているだけで、何となくわかる)

一、コーヒーを出すと、フレッシュや砂糖を迷わず入れる(笑) ためらうことはない。

一、秘書が親しみやすい。または、デキる。←ココ、重要

色々言いたいことはあるんですが、最後のポイントが本当に身にしみて思うことで、何て丁寧なんだろう、何て細やかなんだろう、こんなウチみたいなヘボい会社にも分け隔てなく接してくれるんだ…♡となります。反対に秘書または来社のアポ取りをしてくる先方の担当営業マンがぞんざいな態度を取ってくるところは…無いなとなるし、実際、巷を騒がせた(今もか)会社はそんな感じです。とどのつまり、経営者や幹部役員はその会社の「顔」であることは言わずもがな、秘書や一般社員を見て「一流」を判断せよということになるんだと思います。

偉そうに書いていますが、私自身もそこは気をつけていて、それは必要以上に遜ることとは違うっていうのもわかっているつもりです。何かね、わかるんです、アポ取りしてくる先方の営業マンの口ぶりから、バカにしてんな、コイツっていうの。あからさまにバカ丁寧な口調で、上っ面なのが。まぁ彼らはそんなだから、いつまで経ってもアポ取りしかできない営業マンなんだろうなとか思ったり。

名の知れている会社だからと言って、みんな完璧かといえばそうでもなく。就活の時、あんなに狭き門だった某業界なんて、営業マン、ロクな人いなかったりね。よくもまぁ揃いも揃ってこんな人たちを採用したなぁとか思ったりすることもあったり。それも「社風」なのかな。

当たり前のことなのかもしれないけれど、私は、こういう職に携わることになって、初めてわかったことでした。だから、就活に勤しむ学生諸君に今だから言いたい。

社員を見て。

人事でもなく、経営者の言葉でもなく、できるだけ一般の社員の方々と話したり、会う機会を得て、合うなとか丁寧だなとか(馴れ馴れしいとか偉そうとかそういうのでない)親しみやすさを感じることができたところが、自分にとってベストの選択なのだと。人事が用意するリクルーターはそれ相応の訓練を受けた人たちなので、そりゃあ見栄えはいいし、人当たりも抜群です。でもそこじゃなくて、会社訪問したり、面接ですれ違うことがあるかもしれない、何でもない社員の姿を見ることで、真の一流って見えてくるんだと思うよ。

ウチの会社は……。

#エッセイ #コラム #会社ネタ #秘書 #仕事ネタ #一流 #一流企業 #秘書目線 #なんてあるのか


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