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【cinema】ナショナルシアターライブ ハングメン
2017年31本目。
イギリス北西部の街オールダム。死刑執行人でパブ経営者ハリーは、街の有名人。死刑執行制度が廃止になるというニュースが出たある日、ハリーの反応に関心がある記者たちがパブにやって来るが――。というのも、ハリーが昔死刑執行した女性を狙う殺人事件の容疑者が冤罪であったのでは、という話が浮上したため。一方、ロンドンから見慣れない若い男ムーニーがやって来て、ハリーのパブの空き部屋に下宿人を申し出る。彼は、ハリーの娘で、ぽっちゃりさんシャーリーにちょっかいを出し始めるが…(公式サイトのあらすじに加筆)
2017年最初のNTLは、こちらでした。去年からクセになってしまった「イギリスの舞台を映画で観よう」。
今回の芝居は、ストーリー云々というより、テンポが物を言った話で、とにかく役者さんたちの長回しの台詞や掛け合いが面白い。それにしても、元死刑執行人がパブ経営とかザラだったんですね、昔は。
かなり前に見たので、うろ覚えなところが多々あるんですが、ポイントは、彼が最後に執行した刑はやはり冤罪だったのか。真犯人は他にいたのでは。ムーニーはイケメンだけど、かなり怪しい。何を企んでいるのか。いや、ムーニーが真犯人…⁉︎ ってところでしょうか。
それにハリーの妻、娘、パブの常連連中、ハリーの刑執行時のアシスタント、シドに、ハリーと同業で「品行方正な執行人」ともてはやされたピアポイントの存在が入り混じって、なかなかの小気味よい展開の話になっています。それぞれの役どころが腑に落ちるというか。何となくオチが読めるけど、それがまた心地よいというか。
ハングマン、ではなく、ハングメンってところもポイントで、ハリーとピアポイントのスタンスの違いだったり、張り合いだったり、こういうことが昔はあったんだなぁということを知るのにも面白いストーリーです。
死刑制度や冤罪など、とりあげられるテーマは重くもあるも、コメディとサスペンスが程よく合わさり、あんまりないテイストの芝居になっていたかと思います。オーディエンスからのひっきりなしの笑い声も印象的でした。
さて。まだまだレビューが残ってるので、これくらいにして、次に取りかかります!
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