【cinema】アンリ、アンリ
myfrenchfilmfestival、オンラインフランス映画祭にて。
これはカナダはケベック州の映画。だからなかなかレビュー探したりとか写真素材見つけるのが難しくて。
目立たず控えめな青年アンリ。身寄りのない彼は物心ついた頃から修道女たちに育てられ、電球交換などの照明係をしながら、修道院で暮らしていた。しかしその修道院が売りに出されることになり、外界から隔てられ、守られていたアンリの生活にもついに終止符が打たれる。突然踏み出すことになった外の世界は、アンリにとって不思議なことばかり。純真無垢なアンリは、彼と同じく孤独に生きる人々の心に灯りを燈し、暗闇から救い出そうとする。なかでも、映画館の窓口で切符を売る盲目の美しい女性、エレーヌは特別な存在だ。彼女にひそかに恋をしたアンリは、光のない闇の世界に生きるエレーヌの心を、なんとか照らそうと励む…。(映画祭公式サイトより転記)
どこかのレビューで、フォレストガンプとアメリの出会いと評されていたけど、まさにそんな感じ。純粋なアンリの周りには優しさが溢れていて、彼と関わると閉ざされた頑なな心も溶きほぐされるのね。人間って本来はアンリのようにあるべきだけど、色んなことを経験したり、見聞きして、自分でシャットアウトしたり、壁を作ったりする。それってとっても損してるんだよね。そんなことを改めて気づかされたように思います。
盲目の女性エレーヌの仕事がポルノ映画館のチケット売りっていうのが、ある意味ちょっとした皮肉というか、日本ではない設定だわと思って笑ってしまったけど。とにかくエレーヌが綺麗で、アンリの気持ちわかる!って思ってしまった。
それとアンリのお得意様で、かつては富豪だったピクルス王のビノー氏。孤独で寂しくて過去の栄光にすがって虚勢を張って生きてきた彼の心を動かしたのはアンリで、その辺りはとてもほのぼのしていてよかったな。
とは言え、ストーリー展開としては、あともうちょっと!と言いたくなってしまう感じで、ベタと言えばベタ、百点満点と言えないのは、何でかなー。デキすぎ感があるからかな。じゃあどうだったら良かったのかは何とも言えないけれど。
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