つぶまる的2017年ベスト10を考える。
レビュー23本を書き残したままですが、マイベスト10をリストアップしようとこの1週間くらい、ウンウン考えていました。
全然システマティックでもないし、偏りはありまくり。私の記憶の中から引っ張りだしてきて、明日にもその順位が変わりそうな気がするんですが、今年の鑑賞数109本のうちから、マイベスト10をここに記し、2017年の締めくくりとしたく思います。
1.ホーリー・キャンプ (一般公開ナシ)
2.ありがとう、トニ・エルドマン
3.ドリーム
4.サーミの血
5.ヘッダ・ガーブレル (National Theatre Live)
6.ELLE エル
7.未来よ、こんにちは
8.君は、ひとりじゃない
9.ブルーム・オブ・イエスタデイ
10.ローサは密告された
一番はラテンビートフィルムフェスティバルの中から「ホーリー・キャンプ」を選びました。いつか公開してほしいという願いを込めつつ。基本は見てハッピーになって、スカッとするのが好みなので、2017年ではダントツこれでした。
それと二番目「ありがとう、トニ・エルドマン」と九番目「君は、ひとりじゃない」は偶然にもパパが娘のために奮闘する話で、こんなにもアプローチの仕方が違うのだと。まぁ全てのシチュエーションが違うけども。ドイツ映画とポーランド映画の新境地を見た感じがしました。
でも全てに共通しているのは、女性が(影の)主人公だったり、彼女たちの強さにフォーカスしているところです。弱さの中に秘めた強さがあったり、女性の生き方について、すごく考えさせられる作品が多かったように思います。無意識のうちに、そういう選択をしていたのかな。
五番目に挙げたNTLの「ヘッダ・ガーブレル 」はイプセンの芝居を新たな演出でシアターライブ上映したもので、悲しいけど、あの時代の女性としての尊厳について考えさせられた話でした。
その他に次点として、「人生フルーツ」「立ち去った女」を挙げておきます。「立ち去った女」は年明けても感想を書いておきたい。
旧作はランキングには入れていないけれど、「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」「戦争のはらわた」「アンダーグラウンド」「ある精肉店のはなし」、これらを劇場で見ることが出来たのは、やはり今のわたしにとって、絶妙なタイミングだったと思います。
最後に。ベストアクトレス賞は、間違いなく、イザベル・ユペールです!
長々と書きましたが、2018年は、noteのタイトル付けにも工夫できるよう、またレビューもブラッシュアップしながら頑張ってまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。
良いお年をお迎えください。
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