こじらせ男子って世界共通なのね。
「パジャマを着た男の記憶」スペイン🇪🇸
うだつのあがらない中年独身男子(男、ではなく、あえて"男子"と言いたい)が主人公のスペインアニメ。
同国のアニメ「しわ」が好きで、またいつかあんなアニメが見たいと思ってた。あれとは、また違ったテーマだけど、その「しわ」の作者の自伝的アニメがこちら。
40歳のパコは、パジャマを着たまま家で働くという幼い頃からの夢を叶え、人気コミック作家として活躍中。水と油にも見えるアクティブな女性、ヒルゲロと恋に落ち、ますますハッピーになるが、そのせいで皮肉にもスランプに陥ってしまい……。(イベント公式サイトより転記)
実は、もう見てから3ヶ月以上経つので、細かな内容を覚えていない。
それでもハッキリと覚えているのは、男も女も同じような悩みを抱えていて、同性同士でそれを赤裸々に語っているシーン。
あ、特に男性陣ですね。
もう彼らは男女関係とセックスのことしか話してない!
自分の見た目はさておいて、とにかくウジウジと、時には明るく爽やかにそんなことばかり話しているのである。
他に考えることはないんだろうか。彼らの日々の原動力はソコなのか?と思わんがばかりの内容です。
で、パコはその失敗談をマンガにして成功していくわけで、それでステキな彼女もゲットできて、うまく行き始めたら今度はマンガのネタに尽きちゃって、って話。
特に主人公パコのこじらせ感はすごくて、男性陣の中でも群を抜いている。だからこそ、こんなストーリーになったのかな。少しでも彼に自己肯定感というものがあれば、こんな話になっていないと思う。
私は「しわ」が好きなので、このアニメがどうかというと、うーむ、なんですけど、こういうアニメをサラリと作れるスペインというお国は、なんかやっぱりいいなぁと思いました。
こういうの子供に見せちゃダメよ、とか言う人いるかもしれないけどさ、私は別にいいんじゃないの?って思う派です。そもそもアニメ自体、子供のものなワケでもないですしね。
はい、まだまだ続くので、終わりにします。
2018年70本目。EUフィルムデーズ、京都文化博物館にて。
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