【cinema】彼らについて
もうすぐmyfrenchfilmfestivalの感想も終わり。これを合わせて、あと2作品です。
シャルロットとミーシャは理想的な若いカップル。リールのほど近くに、二人の愛の巣となる家を購入したばかりだ。しかし、シャルロットには数か月前からメロディという同性の恋人が…。恋人の裏切りにはまったく気づいていないミーシャではあったが、彼女の心が自分にないことをなんとなく感じていた。そして彼もまた浮気をしてしまう。それもなんとメロディと!一方、メロディはといえば、この状況にすっかり眩惑されていた。シャルロットともミーシャとも秘密を共有してしまい、そして二人を同時に好きになってしまったメロディは…。(公式サイトより)
わー、また男女の三角関係だー。しかも皆相思相愛ってどういうこと?って感じなんだけど、フランスではフツーなのかねー、コレが。来る者拒まずというのか、一度は試してみるべき、なのか。でもそれぞれが真剣で、軽はずみな恋愛ってわけでもなくて、互いを大切に想ってて、このある意味完璧なトライアングルはこのまま続くのかなって思っていた。でもそんなにうまくいかないものなのね。
面白いのが、メロディが弁護士、ミーシャが獣医とお堅い職業に就いていて、シャルロットだけが自由人のミュージシャン。それも関係するのかしないのか、シャルロットは海辺で寄り添って眠る二人を後にして、この関係から抜け出してしまう。「私は独りでも大丈夫」と。とーってもよくわかる、彼女の気持ち。どんなにミーシャを、メロディを愛していても、何となく息が詰まりそうになってくる、その感じ。二人に遠慮するわけではなくて、幸せを願って、その行動に出たシャルロットの勇気に拍手を送りたい。
邦題、何とかならんかったんかな。何や、このどうでもいい感じ。でも一方でわかる気もするのです。そんなに動的ではなくて、わりと静かに登場人物の気持ちが揺れ動く様が描かれているこのラブコメディは、端的に「彼らについて」でいいのかもと…。でももう少しひねりが。せめて数字の3は入れるとか…。
あと気になったのが、メロディが仕事中(裁判中とか審理中)でも携帯メールをめっちゃ気にして、ボーッとしていること。たまに返信したり。こんなんアリなんですか、フランス。そこまで彼女をのぼせ上らせるものが、ミーシャに、シャルロットにあったとは思えないのだけど、熱に浮かされるってこういうことなのかと。フランスならでは、なのかなぁ。
それにしてもメロディ役のアナイス・ドゥムースティエは引っ張りだこだなぁ。あの幼げで危うい感じが魅力なのかしら。男性目線だと彼女みたいな人がいいのかね。(私は断然シャルロット派)
3人のすれ違いや勘違いの行動は笑えるし、ちょっと考えさせられて、でも後腐れのない、わりと爽やかな終わりを迎える恋愛モノ。感想らしい感想でもないけれど。
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