素敵なほろ酔いトゥルーストーリー♫
「ウイスキーと2人の花嫁」
たしかこの日は「ベロニカとの記憶」を見てから、この映画を観た。前者が爽やかそうに見えて結構ドロドロ系だったのに対し、この映画は第二次大戦中の出来事ながら何ともほのぼのした作りになっていた。こんな戦争映画もあるんだと。
第2次世界大戦中のスコットランドで起きた貨物船座礁事件の実話をもとに映画化し、ウイスキーを心から愛する地元住民やそれぞれ結婚を控えた姉妹とその父親が繰り広げる騒動を描いたヒューマンコメディ。1949年に製作された同名映画「Whisky Galore」(日本未公開)のリメイク。(←見たいなぁ)
戦況悪化のあおりを受けてウイスキーの配給が止められたトディー島の住民たちは、すっかり無気力に陥っていた。島の郵便局長ジョセフの長女ペギーと次女カトリーナはそれぞれ恋人との結婚を望んでいたが、周囲からウイスキーなしの結婚式はあり得ないと反対されてしまう。そんな中、輸出用に5万ケースものウイスキーを積んだニューヨーク行きの貨物船が島の近くで座礁する事件が発生。これを神様からの贈り物だと捉えた島民たちは、禁制品のウイスキーを「救出」するべく立ち上がる。(映画.comより転記)
なんかもう見た後の幸福感しか覚えてない。父と娘の何たらってよりは、島の人たちのウィスキー愛がすごくて、それをとても好ましく描いている。島民たちの人間模様もさることながら、こんな出来事があったのだと思うと世の中って本当に不思議な縁みたいなもので包まれてるんだなぁって。
第二次大戦って悲惨な戦場やその当時の人々の姿を切り取った映画は幾度となく見てきて、そんな中でも、この映画はその最中に起こった出来事を「キレイに」切り取っただけかもしれないけれど、それにしてもこんなに胸がいっぱいになって、あー、みんな幸せだなぁって思える作品も滅多にないと思うよ。戦争の片隅で、実は人々は小さな幸せを見つけながら、必死に生きていたんだなってのがわかる話。
にしてもですよ、このジョセフだけが知っていた秘密ってのがまたニクくて、イギリスならではなんです。英王室の…ね。ここは実話なんだろうか。気になる…。
観たのが前すぎて、相当薄い感想になっているけども、飲んでもないウィスキーがこんなにも美味しそうに感じられるハートウォーミングなストーリーもそう無いので、あー、なんかとりあえず幸せを感じたいなって思われる方は是非見ていただきたいです。
2018年22本目。シネ・リーブル神戸にて。
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