【cinema】フィニアンの虹
四年前に見た映画のレビュー。6月のお題が虹ということで、真っ先にこの映画を思い出しました。
レインボー・バレーにフィニアン(フレッド・アステア)と娘シャロン(ペトゥラ・クラーク)がやって来た。彼らはアイルランドをあとにして、やっと、この地に着いたのだ。フィニアンは三つの願いが叶う金の壷を持っていた。彼は妖精から預かったといっているが、妖精は盗まれたという。そして、その壷を取り返すべく、妖精のオグ(トミー・スティール)がアイルランドから追ってきた。彼は、一刻も早く壷に願いをかけないと妖精ではなくなってしまうという。もう90%まで人間になってしまった……。(goo映画より一部抜粋)
フランシス・フォード・コッポラ監督作品。
ストーリーがどうのこうのってより、歌がいい。
「Look, Look, Look to the rainbow…♪」
四年前に見たのに今でも口ずさめます。
何で昔の映画のメロディって聴くとこんなに泣きたくなっちゃうんだろう。郷愁を誘います。そんな哀しいメロディでもなんでもなく、むしろ楽しい曲なのに。
ちょっと欲張り&ちゃっかり者のパパ、フィニアン役のフレッド・アステアが老いてなおも健在のステップ。やっぱり踊る姿がかっこいいのです。娘役のペトゥラ・クラークもかわいらしいのです。
ツッコミどころは色々あったけれど見ていて本当に楽しかった。
多くのアイルランドの人々がアメリカでの成功を夢見て渡って来た時代、まだまだ黒人差別も当たり前で、そういうのも至るところに見受けられる。でも虹の谷区画7番地ではみんな平等なんだね。
理想の地にたどり着いた父娘とそこに暮らす人々の物語。
フィニアンにとっては、まだまだ物足りないようですが。
ちょっぴりホロリときて、でもハッピーエンディング。
コッポラはハードな映画のイメージが強くて、こんなソフトなミュージカル調の映画を撮ってるなんて知らなかったや。まだまだ勉強が必要です。
なかなか古い映画ってスクリーンで見る機会はないけれど、たまに町の片隅の映画館で上映されていたりして、何となくだけど、足を運んでしまう。そして、ああ、いい映画だなぁ、映画っていいなぁと改めて実感することが多いです。
ミュージカル映画がニガテではなくて、雨だし外に出るのもなー、映画でも見ようかなという方は、ちょっと心が軽くなる素敵な映画なので、ぜひぜひご覧ください!(多分廉価版のDVDとかあるはずです)
色彩も鮮やか。
素敵な父娘♡
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