大抵の少年探偵団はそんな感じだ。
「緑の丘のミステリー」クロアチア🇭🇷
夏休みのキャンプで訪れた地で、子供たちが連続窃盗犯を探し出して捕まえようと奮闘する。イワン・クーシャンによる人気児童文学シリーズ(冨山房イン ターナショナル刊『なぞの少年』『ココと幽霊』など)の映画化4作目。(イベント公式サイトより転記)
とありますがね、夏休みのキャンプ地じゃなくて、もろ自分たちの家の近所だからね。原作本と映画で設定が違うのかな。
他のレビューでは、「スタンドバイミー」や「It」のキャラ設定とかぶってるとあったけど、私のイメージは「幽玄道士(キョンシー)」だったよ。テンテンいないけど。彼らの服装からかな。
主人公の名前はココ。メガネくんボジョ。太っちょで、なぜかあだ名が"ゴキブリ"だったヴィンコ。イヴォという年の離れた兄貴のいるトモ。父がダーティーなイケメンくん(名前忘れた)。
自分たちの近所で、自転車やら芝刈り機などが盗まれる事件が相次ぎ、ココの愛犬はその泥棒とやらに殺されてしまった。で、「少年探偵団」で真犯人を見つけてやる!と奮闘する話。
正直に書くと、目新しさはなく、結末は、結構悲しくて現実的で、その事実を知ってしまうことで傷つく仲間がいたのに、あれ、最後は子犬が出てきて、僕の家で飼おう!となるココ。ハッピーエンド? ホンマに? ってな感じ。
犯人がわかるまでの展開が、ホラーなのかサスペンスなのか、わりかし大げさであるのに、そんなに大したことない、ような気がして、めっちゃワクワクドキドキするかというと、そう、でもない…。
少年探偵団モノって、少なからずドキドキする展開があると思うけど、何でだろう、ちょっと長い…と感じてしまった。
キャラ設定まで、どの国でも一緒なんかい。とか。
私がひねくれているのかな。「目新しさ」を期待しすぎた?
でも大体少年探偵団ってそんな感じか。
私がそういうまっさらで、純粋に楽しむ心を忘れてしまっているのかもしれない。
ということを気付かされたクロアチアの映画。
2018年66本目。EUフィルムデーズ、京都文化博物館にて。
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