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ライオンキングを観に行ったら
休日の昼下がり。
私の王子様とミュージカルを観に出かけた。
駅に着くと、びっくりするほど大勢の人の群れが同じ方向に流れていく。
これなら楽勝。道に迷うこともないな。
ぞろぞろと流れに乗って歩いていく。
王子:女の人ばっかりだね♡どうしてだろう^^?
私:女の方が高度に文化的な生き物なのよ
王子:ブンカテキ?
私:複雑さを楽しめるっていうことね
そんな会話をしながら誘導の声に従って歩いていく。
会場に着いて手荷物検査を受けると、入り口のゲートでQRコードをかざした。
「カン☆コーン」と音が鳴って通行止めの表示。
慌てずインフォメーションに行き、受付嬢に自信満々でQRコードを掲げた。
😊:これは「ライオンキング」のチケットですね~♡
私:え!どこ⁉
😊:もう一つ向こうのビルになりまーす♡
我に返って辺りを見回すと、どうやら若手アイドルグループのコンサートらしい。
どうりで、女の子ばっかり、、
高度に文化的な女は、赤っ恥をかきながら、煌びやかな女の子の群れを掻き分けて外に出た。
雑踏を抜けて空を見上げると、湿った風が頬を撫でていった。
完(チーン)
息子君が食い入るように観入って、途中、シンバが本来の自分を思い出すシーンでは、目頭を押さえるほど感動してくれていたので良かったー。
楽しい休日でした。
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